【スクープ公開!】渦中の旧統一教会が開いた「合同結婚式」内部写真 | FRIDAYデジタル

【スクープ公開!】渦中の旧統一教会が開いた「合同結婚式」内部写真

今年は約150ヵ国、1万6000人が参加 日本からも1000人近くが出席した豪華絢爛な大イベント

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
韓国での合同結婚式の内部写真。今回の式典では、総工費500億円以上といわれる新施設『天苑宮』も披露された
韓国での合同結婚式の内部写真。今回の式典では、総工費500億円以上といわれる新施設『天苑宮』も披露された

「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の本部がある施設の外では、日本メディアからの取材攻勢に備えて厳戒態勢を敷いており、ピリピリとした雰囲気の中で合同結婚式が執り行われました」(民放テレビ局記者)

韓国のソウル市から車で2時間ほどの場所にある加平郡。旧統一教会の施設が建ち並ぶこの場所で、合同結婚式が行われたのは5月7日のこと。韓国では、韓鶴子(ハンハクチャ)総裁の80歳の誕生記念行事や、各界から有識者を招いた総会など、8日間にわたって各種行事が開かれていた。教団の発表によれば、この日の合同結婚式にはオンラインも含めて世界約150ヵ国、1万6000人の男女が参加。本誌が関係者から入手した内部写真からは、各行事の異様な雰囲気が伝わってくる。

「天一国の誇るべき祝福家庭になることを祈ります」

集まった新郎新婦を前に、壇上から語りかけるのは韓総裁だ。参加者によると、金色の韓服を着た総裁の姿を間近にして、感極まって涙を流すカップルもいた。安倍晋三元首相銃撃事件後、初となる今回の式には、東京会場なども含め1000人近くの日本人が参加。そのうち約550人の日本人が韓国での式に出席した。

「参加費用として食口(信者)は70万円、2世の方は20万円を献金することになっています」(教団関係者)

合同結婚式の会場となった「HJグローバルアートセンター」は、ステージに向かって左手に合唱団、右手には国内外のVIP席が912席も用意され、「満席状態だった」と話すのは別の参加者だ。

「”聖婚問答”と呼ばれる誓いの儀式や、指輪の交換が行われました。その後、ゲスト歌手による公演があり、フィナーレでは真のお母さま(総裁)が歌をアカペラで披露する場面も。会場の食口たちも一緒に感謝の歌を熱唱していました」

’21年9月に教団の友好団体が開いたイベントには、安倍元首相とドナルド・トランプ前米大統領がビデオメッセージを寄せたことでも知られるが、今年も一連の行事にトランプ氏がビデオ出演した。

一見すると、豪華絢爛なこのイベントは、「内部を引き締める狙いもある」(前出・教団関係者)との見方がある。

「日本での批判が高まっている中、教団内部でもさまざまな歪みが生じており、最近では、ある最高幹部が更迭されたとの情報も出ている」(在韓ジャーリスト)

高額献金や2世問題などで今も苦しめられている人々の目に、この盛大なイベントは、どう映るのだろうか。

合同結婚式に出席した旧統一教会の韓鶴子総裁。会場には、韓総裁の話を聞いて涙を流す新郎新婦もいたという
合同結婚式に出席した旧統一教会の韓鶴子総裁。会場には、韓総裁の話を聞いて涙を流す新郎新婦もいたという
合同結婚式開始の数時間前から、現地には続々と大型バスが到着。中から花嫁と花婿たちが次々と出てきていた
合同結婚式開始の数時間前から、現地には続々と大型バスが到着。中から花嫁と花婿たちが次々と出てきていた
8日間にわたってさまざまな行事が開催された。この写真のような、「神日本」と書かれた舞台で踊る行事もあった
8日間にわたってさまざまな行事が開催された。この写真のような、「神日本」と書かれた舞台で踊る行事もあった

『FRIDAY』2023年6月2日号より

  • 取材・文甚野博則(ノンフィクションライター)

Photo Gallery4

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事