<figure id="attachment_314017" aria-describedby="caption-attachment-314017" style="width: 1706px" class="wp-caption alignright"><a href="#" data-ident_hash="620bd780"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/9018.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-314017" class="wp-caption-text">取材に答えてくれた立ちんぼ女子の１人。年収が1000万円を超えることもあったという</figcaption></figure>
歌舞伎町にある東京都立大久保病院の前で、ずらりと並んだ若い女性たち。彼女たちのほとんどは「立ちんぼ」をするために立っているという。すぐ近くに交番があるにもかかわらずなぜこのような状況がそのままになっているのか。実際に立っている女性に話を聞いた。
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「大久保病院前の通りは公道じゃないから警察が取り締まりしにくいって聞いて、そこに立つようになった。それに、声を掛けてくる客も多いからそんなに待たなくていいんだよね。
たまに私服警官から話しかけられるんだけど、こっちから具体的なことを話さなかったらすぐ帰っていくからちょろいです（笑）」
新宿・歌舞伎町にある大久保公園周辺は、“交縁”と呼ばれ、立ちんぼの聖地として賑わいを見せている。
以前から、ある界隈では有名な立ちんぼスポットとして有名だったが、去年の９月頃から若い女性達が援助交際を目的として立ちんぼをするためにこの場所に集まるようになったという。
TwitterなどのSNSを活用して、インターネットと路上売春をかけ合わせた、より効率的な援助交際が行われているようだ。
実際に、大久保病院と大久保公園の間の道路には多くの男性達で賑わっていた。女性は病院の前の道路か近くの薄暗い路地に立ち、男性たちはガードレールに座り女性たちを眺めている。
女性達は俯いてスマートフォンを見ながら、声を掛けられるのを待っている。大学生のように見える女性もいれば、地雷系ファッションに身を包んだ女性もいて、年齢層も幅広く見えた。
ある女性に声を掛けると取材に応じてくれた。Dさん（23）は月に数回、お金が無くなるとここに立つのだという。
「元々は風俗嬢をしていたんですけど、風俗を辞めた後、お金が無くなったので、ここに立つようになりました。友達との待ち合わせのついでにやってます。22時から会う約束で、それまで暇なのでバイト感覚ですね。 
　 
私は交渉次第ですけど、１万～２万で売ってます。でもいやだなと思った人には吹っ掛けて５万とか言いますね。５万でもいいって言われたら我慢してついていきますけど（笑）。声を掛けてくる人は30代、40代の方が多いです。病院前は『しっかりしている人』が多くて私よりもちゃんと稼ごうって意識があるみたいなんで、ちょっと離れたところに立つことが多いです」
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<div data-friday-nextpage-lead="立ちんぼ女性が遭遇した「怖すぎるトラブル」"></div>
Dさんが言うには多くのここにいる女性たちの殆どは交渉次第で金額が上下するとのこと。立ちんぼは値下げをされることが多く、１万円でも行為に応じる女性はいるという。
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「立っている理由としては結局のところ“今すぐお金が欲しい”になります。友達と遊びに行くにもお金、服を買うのもお金。風俗だと、お客さんを待つ時間もあるし、仲介手数料を店側に抜かれる。でも立ちんぼだったら、即金で現金がそのまま手に入るからいいんです。友達とかはここで出会ったパパから月に100万円とか引っ張ってきてます。まあパパ活って言っても援助交際なんですけど」
交縁で出会い、そのままパパとなるパターンも多いという。一度買う、買われる関係になると、優先的に予約ができるので、一人の女性に大金をつぎ込む男性もいるそうだ。
「どうしても短時間で稼ぎたいって子が多いんですけど、日によっては全然買われないこともあるんです。冷やかしばっかりで全然私たちを買う気がない人が来る。でも稼ぎがゼロでは帰りたくないんです。だから23時くらいになると、値下げをします。どうしても手ぶらは嫌なので、せめて１万円でも持って帰りたいって気持ちを優先します」
立ちんぼをしている彼女達にとってはその日の稼ぎがないことは死活問題。終電が近いのにボウズで帰るわけにはいかない。そうなると自ら値下げをして、お金を手に入れる。若い女性が安く買えるならと、値下げをするまで待機している男性もいる。
立ちんぼは、風俗店に勤務するよりも効率的に稼げるというが、その分危険もある。風俗であれば店側がクレーム対応等をしてくれるのだが、立ちんぼという性質上、全ての対応は自分でしなければならない。
「ゴム条件ありだったのに急にゴムを外されたりなんかはよくあります。ピルを飲んでいたので大丈夫でしたけど怖かったです。病気が怖いので、私は絶対ゴムを付けてもらいます。あとは私の友達ですけど、ホテルで男性がナイフを出してお金を払わずに逃げたって人もいます。ホテルやレンタルルームで二人っきりになるじゃないですか。そうなると、女側は暴力には泣き寝入りするしかないですね」
ホテル入室後に値切る客もいるようで、そうなるとせっかく客が付いたからという理由で条件を飲んでしまう女性も多い。しかし犯罪まがいの悪質な客もいるため、客を取る際は注意深く相手を選んでいるという。
犯罪の意識はあり、危険な目にあうことも多いようだが、それでも多くの女性がこの場所で立っている。大きな事件に発展する前に、行政の介入が求められている。
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<figure id="attachment_314019" aria-describedby="caption-attachment-314019" style="width: 960px" class="wp-caption alignright"><a href="#" data-ident_hash="0f63083e"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/9045.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-314019" class="wp-caption-text">実際の病院前の様子</figcaption></figure>
<figure id="attachment_314020" aria-describedby="caption-attachment-314020" style="width: 960px" class="wp-caption alignright"><a href="#" data-ident_hash="7c5f62fb"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/9041.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-314020" class="wp-caption-text">交渉中と見られる立ちんぼ女子</figcaption></figure>
<figure id="attachment_314021" aria-describedby="caption-attachment-314021" style="width: 1706px" class="wp-caption alignright"><a href="#" data-ident_hash="72d96f94"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/9026.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-314021" class="wp-caption-text">立ちんぼ女子によると、最近私服警官が増えてきたという</figcaption></figure>
<figure id="attachment_314022" aria-describedby="caption-attachment-314022" style="width: 960px" class="wp-caption alignright"><a href="#" data-ident_hash="4de42036"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/9039.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-314022" class="wp-caption-text">さまざまな人が行き交っている</figcaption></figure>

取材に答えてくれた立ちんぼ女子の１人。年収が1000万円を超えることもあったという 歌舞伎町にある東京都立大久保病院の前で、ずらりと並んだ若い女性たち。彼女たちのほとんどは「立ちんぼ」をするために立っ

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