<figure id="attachment_314305" aria-describedby="caption-attachment-314305" style="width: 1724px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="6a8a62cc"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/1e8ad410b8c3d8d6881ab91e221639d7.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-314305" class="wp-caption-text">『それパク』撮影終了後にラーメン屋に駆け込んだ芳根。「自分で自分がわからなくなるほど」役の幅は広いという</figcaption></figure>
<p>注目された「朝ドラ女優対決」の行方は波瑠の圧勝で決着しそうだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「４月期ドラマで最も注目されていたのは、木村拓哉と福山雅治の“抱かれたい男対決”でした。そしてその陰で注目されていたのが、波瑠主演の『わたしのお嫁くん』（フジテレビ）VS 芳根京子主演の『それってパクリじゃないですか？』（日本テレビ）の朝ドラ主演女優同士の対決です。同じ水曜日午後10時という同じ時間帯での直接対決、しかも初回がともに４月12日の同日ということで話題になりました」（制作会社スタッフ）</span></p>
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<p>ちなみに２人が主演した&#8217;15年後期『あさが来た』（波瑠）と&#8217;16年後期『べっぴんさん』（芳根）に挟まれた16年前期『とと姉ちゃん』の高畑充希も現在『unknown』（テレビ朝日・火曜日９時～）で主演しているが、直接対決ではないのでここでは触れない。</p>
<p>対決が盛り上がったのは２つのドラマが放送される枠同士の因縁もあった。</p>
<p><span class="strongInContent">「日テレの水曜10時といえば、古くは『ハケンの品格』や『家政婦のミタ』など、ヒロインが活躍するヒット作を生み出してきた枠です。対するフジテレビはこれまで同時間帯で３回ドラマ枠をやってきましたが、いずれも撤退してきたという経緯があった。そして昨年４月から『New Hero』をコンセプトに男性主人公の４本のドラマを投入してきましたが、ここまで視聴率では４戦全敗。今回は初めて女性を主人公にした作品をぶつけてきたのです」（同前）</span></p>
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<p>そして、初回は『わた嫁』6.1%、『それパク』6.0%とほぼ伯仲。視聴者の声も「どちらも似た雰囲気で、どちらも面白そう」と、今後どちらを観たらいいのかを迷っている声が多かった。しかし２回目以降はその差がはっきりと表れる。現在では平均視聴率で『わた嫁』5.8%、『それパク』4.4％と大差がついてしまったのだ。しかも、『それパク』は日テレ水10では昨年７月期の『家庭教師のトラコ』の平均5.8％というワースト記録も更新してしまいそうなのだ。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="勝敗を分けたものは…"></div>
<p><span class="strongInContent">「『それパク』は芳根演じるお人好しの新米社員と重岡大毅演じるドライなエリート上司という、いい意味で既視感のある王道のお仕事ドラマ。知的財産というニッチなジャンルをわかりやすく題材にしています。決してハズレな作品ではない。しかし芳根はこれまで『真犯人フラグ』や『オールドルーキー』などで演じてきたサバサバした〝しごでき〟女子のイメージが強い。そんな芳根が、人が好き過ぎていつもグズグズしているヒロインを好演し過ぎているため『観ていてイライラする』という声や、作中のメーカーの社屋がかなりクラシックで『オフィスの雰囲気がなんか暗い』という声があがっています」（ドラマライター）</span></p>
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<p>一方の『わた嫁』はジェンダー問題に切り込む社会派ラブコメディという触れ込みだったが、フタを開けてみれば、ヒロインの波瑠と相手役の高杉真宙が、くっつきそうでくっつかない〝ムズキュン〟な王道ラブコメだった。</p>
<p><span class="strongInContent">「ズボラ女子と家事が得意な男子という設定は『私の家政夫ナギサさん』を、契約同棲のくだりは『逃げ恥（逃げるは恥だが役に立つ）』を連想させるなど、TBSの火曜ドラマを観ているかのような王道のラブコメなのです。登場人物も高杉の兄弟役の竹財輝之助や古川雄大、同僚役の仁村紗和など、かなりコメディに振り切った演技がウケています」（同前）</span></p>
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<p>そんな作品のカラーの違いが、これだけの差がついてしまった理由のようだ。そして、さらに勝負を分けたキーマンは、主演の波瑠と芳根というよりは、相手役をつとめた高杉真宙と重岡大毅だという。</p>
<p><span class="strongInContent">「この王道のラブコメで最も輝きを放っているのが、年上上司の波瑠を一途に想い続ける高杉の〝子犬感〟。SNSには『わんこ系年下後輩男子可愛すぎる』と高杉を絶賛する声で溢れています。一方の重岡もツンデレ感はあるのですが、『知らなくていいコト』や『雪女と蟹を食う』のようなシリアスなイメージ。土俵が違うといえばそうなのですが、勝負を左右したターゲット層に刺さったのは高杉だったようです」（同前）</span></p>
<p>「女優対決」の行方を決したのは男優だった？</p>
<figure id="attachment_314299" aria-describedby="caption-attachment-314299" style="width: 3000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="192de0a9"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/547fd97e13928d9e3291df0ad99b3fe1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-314299" class="wp-caption-text">11年、東京国際映画祭での高杉。12年後の現在でも〝子犬感〟は健在だ</figcaption></figure>
<figure id="attachment_314301" aria-describedby="caption-attachment-314301" style="width: 1850px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="888296c1"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/493ef83e8f37ca72672152144e463caa.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-314301" class="wp-caption-text">『雪女と蟹を食う』ロケでの重岡。その演技力は高く評価されている</figcaption></figure>
<figure id="attachment_314302" aria-describedby="caption-attachment-314302" style="width: 2238px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="3b303410"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/24c788a6a2b8a33527e183471f886afd.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-314302" class="wp-caption-text">昨年は『愛しい嘘〜優しい闇～』『魔法のリノベ』に主演した波瑠</figcaption></figure>
<figure id="attachment_314304" aria-describedby="caption-attachment-314304" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="956262b3"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/5d0a3cfa3225c4a54cadcfbc6a59c5e8.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-314304" class="wp-caption-text">19年、舞台に出演していたときの芳根</figcaption></figure>


島颯太、近藤裕介、西原秀

『それパク』撮影終了後にラーメン屋に駆け込んだ芳根。「自分で自分がわからなくなるほど」役の幅は広いという 注目された「朝ドラ女優対決」の行方は波瑠の圧勝で決着しそうだ。 「４月期ドラマで最も注目されて

「わた嫁」波瑠VS「それパク」芳根京子「朝ドラ女優対決」の勝敗を分けた意外なキーパーソンとは？

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