【全文公開】やっぱりあった!岸田首相が「息子大ハシャギ公邸忘年会」に「ご満悦参加写真」独占入手
追及スクープ公開! 長男・翔太郎秘書官だけをクビにして済む問題なのか? 裕子夫人、実業家の実弟ら総勢18人とパシャリ
昨年12月30日、首相公邸(千代田区)で開かれた「大忘年会」には18人の親族が勢揃いした。その中心で笑みを浮かべるのはスウェットにダウンベスト、裸足という寝間着姿の岸田文雄首相(65)だった――。
長男で首相秘書官の翔太郎氏(32)ら首相の親族が、公邸内の階段で寝そべるなど大ハシャギの宴会を繰り広げたことが『週刊文春』で報じられるや、世間は大ブーイング。だが首相は翔太郎氏に「厳重に注意した」と述べるにとどめた。野党はおろか、国内外のメディアから「身内に甘い」と叩かれても、首相は動かない。それどころか、5月26日の参院予算委員会で「私も私的な居住スペースにおける食事の場に顔出しをし、あいさつもした」と、息子をかばう素振りさえ見せた。
その「違和感」の正体が、この集合写真である。「あいさつ」どころか、裕子夫人(58)や翔太郎氏らとともに、首相本人もご満悦の表情で「記念写真」に収まっていたのである。
「この日は首相の実弟で実業家の武雄氏(62)ら、岸田家4人きょうだいとその配偶者や子供が集合しての忘年会でした。外部者はシャットアウト、まさに『身内』の会だったのでしょう」(首相の知人)
5月29日、首相は6月1日付で翔太郎氏を交代させることを急遽表明。件(くだん)の忘年会問題が報じられた後に行われた世論調査(日経・テレ東)では、内閣支持率が前回調査より5ポイント下落した。
「菅義偉(よしひで)前首相(74)ら老獪な政敵が多い中で、心を打ち明けられる味方が首相にはいない。翔太郎氏の問題が度々取り沙汰されてもお咎めナシだったのはそのためです。今回も追及を先延ばしにしていればウヤムヤにできると考えたものの、支持率に影響が出てしまった。岸田首相が拘泥しているのは、政策ではなく支持率。7月選挙も目論む中で、愛息であっても『不安要素』は取り除きたいとの結論に至った」(全国紙政治部デスク)
首相公邸の維持費は年間約1億6000万円の公費で賄われているとされる。ジャーナリストの鈴木哲夫氏は言う。
「公邸は有事の際、すぐ首相官邸に駆けつけられる距離にあり、閣議や総理会見も行われる。『ただの家』ではなく、日本の危機管理の中枢です。身内の忘年会をやるような場所では断じてない。あまつさえ、支持率に影響が出ると気づいてから翔太郎氏のクビを切るのは、遅きに失しています。翔太郎氏の自覚だけでなく、首相の危機管理能力の問題でもあります」
公邸での忘年会について、岸田事務所に質したところ、次のような回答だった。
「ご質問の件につきましては、すでに国会やぶら下がり取材などで説明しているとおりです」
息子のクビを切って終わり、では国民は納得しない。自身の責任が問われる。
『FRIDAY』2023年6月16・23日号より