タイトなスーツ姿で…佳子さま 公務に邁進するプリンセスが胸に秘める「結婚と海外移住への想い」
5月29日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑(東京・千代田区)で「拝礼式」が開かれた。
秋篠宮家の次女・佳子さま(28)は凛としたグレーのスーツスカート姿で、岸田文雄首相(65)や加藤勝信厚生労働大臣(67)らとともに臨席。昨年の拝礼式には秋篠宮ご夫妻が参列しており、佳子さまの参加は今回が初めてだ。
三十路を前にして、佳子さまの″露出″が明らかに増えている。5月だけでも11日の『園遊会』、13日の『みどりの感謝祭』、23日には宮城県石巻市の東日本大震災の被災地を初めて単独で訪れて供花。翌24日には仙台市で開かれた『全国都市緑化祭』に出席している。皇室ジャーナリストの工藤直通氏は佳子さまの献身ぶりをこう評した。
「『日本工芸会の総裁』や『日本テニス協会の名誉総裁』などの公務を姉・眞子さん(31)から引き継いだことに加え、コロナ禍が落ち着き、イベントが増えたことも理由の一つでしょう。女性皇族として秋篠宮殿下や悠仁さまを支えていく覚悟のあらわれではないでしょうか」
実際、数年前までは、″ロイヤルニート″と揶揄されるほど皇室の活動には消極的だったが、昨年は実に40回以上も公務に励んだ。何が彼女を変えたのか。静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏は「理由は3つある」と言う。
「1つは、″ロイヤルニート″という批判に対する名誉挽回。2つ目は、姉の眞子さんを安心させるための側面的援助の意味も含めた、秋篠宮家のイメージ回復。3つ目が、ご自身の結婚を見据えての準備。結婚の際に国民から祝福されたいという深謀遠慮があるのかもしれません」
眞子さんが結婚を機に渡米して約1年半。佳子さまも「結婚」に踏み切る日がやってくるのか。
「佳子さまは幼少の頃よりフィギュアスケートやダンスに親しみ、自己表現力が強い方と見受けられます。″皇族女性らしさ″を求める母・紀子さまとの間に溝も生まれている。彼女の性格を考えれば、皇族という縛りがストレスになっている可能性も考えられます。個性を尊重するならば、日本よりも海外のほうがのびのびとできて住みやすいかもしれません。であれば、まずは海外で暮らす方と結婚し、皇室を離れてから日本を出るという順番になるでしょう」(前出・小田部氏)
ある秋篠宮家の関係者はこう語る。
「佳子さまは眞子さんに『会いに行きたい』とよく口にしているそうです。海外での自由な結婚生活への憧れは相当強いと思いますよ」
プリンセスという肩書を捨てるために公務に励んでいるのだとしたら、何とも皮肉だが――。




『FRIDAY』2023年6月16・23日号より
PHOTO:濱﨑慎治