【旧統一教会】教団内部に激震 「ナンバー2更迭」で始まる「さらなる泥沼権力闘争」戦慄の中身 | FRIDAYデジタル

【旧統一教会】教団内部に激震 「ナンバー2更迭」で始まる「さらなる泥沼権力闘争」戦慄の中身

韓鶴子総裁の怒りを買ったのか? 日本にも影響が……

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’20年に行われた合同結婚式での韓鶴子総裁。80歳と高齢なだけに、後継者についても注目が集まっている
’20年に行われた合同結婚式での韓鶴子総裁。80歳と高齢なだけに、後継者についても注目が集まっている

突如として流れた「ナンバー2更迭」の情報に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が揺れている。

「5月9日に韓国で開かれた『天正宮朝餐の指導者集会』で、韓鶴子(ハンハクチャ)総裁が世界宣教本部本部長だった尹煐鎬(ユンヨンホ)氏について、『健康上の理由で休むように言った』と発言したという情報が流れたのです。『健康上』というのは建て前で、実際には更迭だと見られている。信者には動揺が広がっています」(教団関係者)

’20年頃に世界宣教本部本部長に任命された尹氏は、教団の実務を一手に取り仕切ってきた韓総裁の「腹心中の腹心」として知られる。″更迭″の背景について、長年教団を追ってきたジャーナリストの鈴木エイト氏はこう語る。

「尹氏との主導権争いに敗れたライバルの幹部らが、『尹本部長が教団の資金を着服している』といったスキャンダルを韓総裁に進言して追い落としたのではないかと言われています。そもそも尹氏は、教団内で幹部による公金横領などを調べる部隊におり、そこで成果をあげて出世した人物。幹部を告発して追い落としてきたが、今度は自分が同じことをされたということでしょう」

今後は教団ナンバー2の座をめぐり、さらなる権力争いが繰り広げられると見られている。

「教祖夫妻の孫を後継者に据え、実権は尹氏を追い落とした勢力が握るでしょう。しかし一方で、現在の韓総裁の独裁体制を面白く思っていない勢力もいるとされるだけに、展開は予想しづらい。教団の財政面のすべてを把握していた尹氏が、大スキャンダルをもって逆襲に転じる可能性もあります」(同前)

今後の権力闘争の行方次第では、日本への影響もありそうだ。

「韓国の教団本部にとって日本からの献金は非常に重要なものでしたが、昨年の安倍晋三元首相の銃撃事件以来、献金額は減少しているとされる。韓総裁の評価を得ようと、『日本からの献金増額』が権力闘争に利用される可能性は少なくありません」(前出・教団関係者)

尹氏の更迭情報について本誌は旧統一教会に取材したが、

「申し訳ございません。詳細わかり兼ねますので、韓国教会にお尋ねください」

との回答だった。韓国の教団本部の動きは、日本の教団にとっても重大事項であるはずだが……。

世界宣教本部本部長の尹煐鎬氏は現在、「休職」扱いになっているとされる(画像は『HJ天宙天寶修錬苑』HPより)
世界宣教本部本部長の尹煐鎬氏は現在、「休職」扱いになっているとされる(画像は『HJ天宙天寶修錬苑』HPより)

『FRIDAY』2023年6月16・23日号より

  • PHOTOUPI/アフロ(韓鶴子総裁)

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