交流戦で壮絶な首位争いを演じるも、あと一歩でV逸を喫した巨人。水面下では5月17日の前オリックス・鈴木康平投手（29）と廣岡大志内野手（26）の交換トレードに続き、早くも「投手補強トレード」第2弾が静かに進行しているという。
シーズン序盤は、投手陣の力不足が原因で負けが込んだ。先発陣が責任投球回である5回を持たずにノックアウトされる試合が続き、”勤続疲労”のリリーフ陣が終盤に試合をひっくり返される悪循環が続いていたのだ。
<figure id="attachment_317182" aria-describedby="caption-attachment-317182" style="width: 2658px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="7cac6986"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/06/a1dc7f72995cee130fd81c85bfb301aa.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-317182" class="wp-caption-text">交流戦優勝で後半戦へ勢いをつけたかった巨人だが、惜しくもV逸。原監督もこの表情だ</figcaption></figure>
「エースの菅野智之（33）の調子がなかなか上がらず、交流戦に入ってからようやく1軍昇格しました。戸郷翔征投手（23）が獅子奮迅の働きをしていますが、他にめぼしい若手はおらず、野手陣が得点を重ねないと勝てない状況に原辰徳監督（64）のイライラが募っています」（スポーツ紙野球デスク）
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2年連続で優勝を逃した「常勝軍団」に3年連続V逸が許されるはずもない。シーズン後半戦で巻き返しを図り、逆転優勝を狙いたい巨人の次なる狙いもやはり投手のようだ。
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「複数の野手と投手のトレード商談をまとめようと必死です。交換要員は北村拓己（27）、若林晃弘（29）、石川慎吾（30）などの野手陣。獲得を目指しているのは交流戦で順位を上げた日本ハムの速球系投手、とくに右の本格派の石川直也（26）や立野和明（25）、育成契約ですが柿木蓮（22）なども候補にあがっています。パ・リーグでは通用しなくても、変化球主体の軟投派投手が多いセ・リーグではまだまだ使い物になるとソロバンを弾いています」（球界関係者）
過去5年を振り返っても巨人と日本ハムのトレード＆移籍は活発に行われている。
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「2017年オフには巨人を戦力外になった實松一成捕手（42）が日本ハムに移籍。2019年6月の交流戦終わりには日本ハムの鍵谷陽平投手（32）、藤岡貴裕投手（33）の投手2人と巨人の吉川光夫投手（35）、宇佐見真吾捕手（30）のトレードが成立。2021年8月にはチーム内で暴力問題を起こして謹慎処分を喰らった主砲の中田翔（34）を巨人が無償トレードの形で引き取りました。
その後も2019年オフに戦力外になった田中豊樹投手（29）を巨人が獲得、逆に日本ハムは巨人を戦力外になった古川侑利投手（27）、大砲のビヤヌエバ（32）を獲得しました。ともに2軍はイースタン・リーグ所属で若手からベテランまで互いの戦力分析が容易。なおかつ、1軍はリーグが違うため、人員交換がしやすい環境にあります」（パ・リーグ球団編成担当者）
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トレード候補に名前が挙がっている北村は5月28日に昇格して2試合に出場したものの、3打席だけ立っただけで6月4日に再びファームへ戻った。代わりに上がってきたのが若林だった。
「どちらもトレード商談を持ちかけた球団にケガなど無く、元気にプレーできる姿を見せる〝お披露目〟的な意味合いでの昇格ではなかったのか。本人も薄々気づいているでしょうね」（同）
果たして巨人の思惑は現実となるのだろうか。

交流戦で壮絶な首位争いを演じるも、あと一歩でV逸を喫した巨人。水面下では5月17日の前オリックス・鈴木康平投手（29）と廣岡大志内野手（26）の交換トレードに続き、「投手補強トレード」第２弾が進行中だ

「投壊」巨人が虎視眈々！トレード第２弾の狙い目は「日ハム投手陣」か!?

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