2年前にもひっそり合意寸前に…筒香嘉智の獲得に動く「古巣DeNAではない」意外な球団 | FRIDAYデジタル

2年前にもひっそり合意寸前に…筒香嘉智の獲得に動く「古巣DeNAではない」意外な球団

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日本球界では引くて数多の筒香(PHOTO:共同通信社)
日本球界では引くて数多の筒香(PHOTO:共同通信社)

レンジャーズ傘下3A・ラウンドロックに所属する筒香嘉智外野手(31)が自由契約となり退団することが22日に発表された。今年で渡米4年目。メジャー昇格を目指してマイナーリーグで奮闘してきたが、51試合に出場して打率・249、6本塁打、33打点、OPS・812という成績だった。

ア・リーグ西地区で首位に立つレンジャーズではポジションの兼ね合いで筒香が割って入る余地はなかったが、退団したことで今後の去就に大きな注目が集まっている。米球界にパイプを持つマネジメント会社の幹部は、このタイミングでのリリースされた舞台裏をこのように明かした。

「戦力外通告ではなく、筒香選手側が契約を自ら解除することができるオプトアウト権を行使してリリースされたようです。3試合連続で本塁打を放つなど、6月に入って明らかに調子を上げていましたが、チーム事情でレンジャーズではメジャー昇格の目がないことから、他球団への移籍を前提にした退団とみていいでしょう」

筒香が海を渡ったのは’19年オフ。DeNAからポスティングシステムを使い、レイズと2年契約を結んだ。’21年途中に退団すると、その後はドジャース、パイレーツ、ブルージェイズを渡り歩いた。今シーズンはレンジャースとマイナー契約を結び、メジャーのスプリングキャンプに招待選手として参加したものの、開幕のメジャー枠(40人)から漏れた。

FAとなったことで、筒香の移籍先はいつくかの選択肢が考えられる。まずは米国球団への移籍。故障者が出るなどチーム事情から一塁手が手薄になっている複数の球団のリストに名前が挙がっているとみられ、補強ポイントと合致するチームと交渉を進めていくことになる。もうひとつの可能性が、4年ぶりに日本球界に復帰するというシナリオだ。

「実際に複数のNPB球団が筒香の国内復帰を見据えて調査を継続しています。米球界は30歳を超えた選手にはシビアですが、日本球界であれば31歳という年齢もネックにはならない。渡米前の実績は申し分ないですし、話題性の面でもかつてのスタープレーヤーの加入はインパクトが大きい。左の強打者を補いたいチームにとって魅力的な選手であることは間違いない」(スポーツ紙デスク)

もちろん’19年まで所属したDeNAが復帰に向けて動くだろうが、すんなり元サヤには収まらないという見方もある。

「実は国内復帰時の有力な移籍先として巨人が浮上しています。これまでも筒香がFAになる度にラブコールを送っていて、’21年にパイレーツを退団した時も獲得に動いています。合意目前まで話が進んだそうですが、ブルージェイズからオファーがあったために契約には至りませんでした。米球団からのオファーを最優先にするという筒香側の意向を尊重したためです」(パ・リーグ球団編成担当)

もしメジャー球団と契約を結んでも、7月末の補強期限までに再びリリースされる可能性はあり、オフには契約満了に伴ってFAになる可能性は高い。国内球団は今後も筒香の動向に注視しながら、獲得の可否を見極めていくことになりそうだ。

過去にはソフトバンクも興味を示していたが、昨オフに日本ハムからFA宣言した近藤を獲得したことで左のクラッチヒッターは補強ポイントではなくなった。

「国内ではDeNAと巨人の一騎打ちになるのでは。ただ、金銭を含めた条件面では圧倒的に巨人に分がある。マネーゲームになるとDeNAは苦しいでしょうね」(同前)

果たして何色のユニホームを選ぶのか。

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