米独立リーグで打率4割超も…巨人を退団した陽岱鋼「日本球界復帰も厳しい」野球人生の土俵際 | FRIDAYデジタル

米独立リーグで打率4割超も…巨人を退団した陽岱鋼「日本球界復帰も厳しい」野球人生の土俵際

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米独立リーグでプレーする陽(PHOTO:共同通信社))
米独立リーグでプレーする陽(PHOTO:共同通信社))

日本ハムや巨人でプレーした陽岱鋼(36)が、米独立リーグで絶好調のようだ。

ネットメディア『Full-Count』が6月26日に配信した記事によると、故障から復帰した6月17日(日本時間)から9試合で打率.457。一時は1割台まで落ちたが、2割台後半まで打率を上げているという。

「陽が母国・台湾から渡米し、独立リーグへ加入したのは’22年2月です。冬場にはオーストラリアのウィンターリーグにも参加。今年からは独立リーグの別チームへ移籍し、新たな活躍の場を探しているといわれます」(スポーツ紙担当記者)

陽は「台湾の英雄」だ。いくら高打率を残しているとはいえ、陽ほどの選手がプレーするのに米独立リーグは最適な舞台といいがたいだろう。

成績が急下降したワケ

「陽は日ハム時代にゴールデングラブ賞を4度獲得し、盗塁王もとった走攻守三拍子揃ったレベルの高いプレイヤーです。しかしFAで’16年に巨人へ入団してからは、ずっと低迷していました。巨人は5年総額15億円といわれる破格の契約をしましたが、陽が100試合以上に出場したのは’19年のシーズンだけでしたから。

’21年の出場はわずか7試合。とても年間3億円の働きをしたとはいえないでしょう。要因はケガの多さにあります。巨人に入ってから、太モモを痛めるなどケガが常態化していた。日ハム時代は足が自慢でしたが、満足に走れる状態ではなかったんです」(球団関係者)

巨人は’22年も契約する意向だったが、陽が拒否したとされる。陽は巨人を退団。「新たなステージに挑戦したい」という本人の意向が尊重された形だ。

「契約延長は巨人が示した陽への敬意ですよ。巨人戦は台湾でも放送されています。『英雄』陽は、台湾での巨人人気を支えていましたからね。ただ、戦力になっていなかったのも事実。

巨人は、大幅減俸の3000万円程度を提示したといわれます。減額制限(40%)をはるかに超え’21年の1割ほどの年俸です。成績を考えれば妥当な金額だと思いますが、陽としてはプライドが許さなかったのでしょう」(同前)

結局、陽は米独立リーグでのプレーを選んだ。

「本人は現役続行を希望し、日本球界へも働きかけているそうです。しかし獲得に乗り出す球団があるかは微妙でしょう。陽は台湾のスターとしてプライドが高く、チームとしては扱いにくい選手ですから。台湾に戻りプレーを続けるのが現実的ですが、年齢を考えると活躍は未知数です……」(前出・記者)

今年3月に開かれたWBCに、台湾代表として選ばれなかった陽。米独立リーグから、必死のアピールを続ける。

  • PHOTO共同通信社

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