「7日に合流発表か」タッキーに元キンプリ平野紫耀も奪われ、ジャニーズが起死回生かける「グループ」

ジャニーズ帝国がさらなる窮地に陥っている――。

創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題の火消しに追われるなか、昨年10月に同事務所を退所した〝タッキー〟こと滝沢秀明氏が〝新たな帝国〟の地固めに入ったからだ。

７月２日には自身が立ち上げた『株式会社ＴＯＢＥ』に、元Ｖ６の三宅健が合流すると発表。さらに７日には公式ユーチューブで生配信を行い、この場で元Ｋｉｎｇ ＆ Ｐｒｉｎｃｅの平野紫耀、神宮寺勇太の合流が発表されるとみられる。

滝沢氏は３月にＴＯＢＥを立ち上げ、４月にオーディション開催を発表。その後は古巣の性加害問題の推移を見守っていたのか、表立った動きをしてこなかった。

それが今月に入ると、立て続けのサプライズを演出。ゆくゆくは５月にメンバー全員がジャニーズ事務所を辞めた『ＩＭＰＡＣＴｏｒｓ』の合流も確実視されている。

「元Ｖ６の三宅さんやＩＭＰＡＣＴｏｒｓは想定内ですが、元キンプリの平野さんをこのタイミングで動かすとは思いませんでした。当初、平野さんはジャニーズ退所後、半年間は休むと周囲に話していたからです」

と話すのは、滝沢氏の大胆な動きに驚くスポーツ紙ジャニーズ担当記者だ。

ジャニーズ事務所は性加害問題により、かつての影響を削がれてしまった。いまだ一部で〝忖度文化〟は残っているが、全盛期に比べれば規模は大幅に縮小。テレビ東京のように、ジャニーズ側に性加害問題の調査結果を求めることも可能になった。前出記者によれば

「そうした〝力関係〟になること自体、本来はありえない」

という。

その間隙を縫って今回、滝沢氏が動いたとすれば、〝勝負手〟と見ていい。別のジャニーズ担当記者は

「平野さんと神宮寺さんは今年５月に退所したばかりですからね。ひと昔前のジャニーズ事務所なら確実に潰していたでしょう。それができないと踏んで、滝沢氏も動いたのではないでしょうか」

と語る。

事実、ジャニーズ事務所の激震は収まっていない。発売中の「週刊文春」は看板タレント・木村拓哉への某企業のＣＭオファーが白紙になったと報じている。

「木村さん自体には何の落ち度もありません。ただ、世界的なクライアントだったり、インバウンドを狙う企業は性加害のイメージを嫌います。木村さんの一件は非常に大きな出来事で、今後ジャニーズタレントのＣＭ起用が難しくなってくることを意味します。

ＣＭはテレビや映画、舞台などに比べてコスパの良い仕事。そこに影響が出るようだと、ほかの所属タレントも移籍や独立を考えても無理はありません」（芸能プロ関係者）

一方で起死回生の一手もある。新たなスターを生み出せばいいのだ。なかでも藤島ジュリー景子社長がもっか熱を上げているのは、関西ジャニーズＪｒ．による６人組ユニット『Ａぇ！ｇｒｏｕｐ』だという。

「グループの名付け親はジャニーさんですが、直接の関与はしていません。事務所はこのグループの正門良規と福本大晴を、猛烈プッシュしています。

特に正門は単独で5000～8000人キャパのホールを満席にできると評価されています。最近、ある人物がキャスティングの件でジャニーズとやりとりしたところ、真っ先に正門と福本の名前が出てきたそうです」（テレビ局関係者）

テレビ局も熱狂的女性ファンを持つタレントの起用は視聴率に直結するため、前向きに検討しているという。

滝沢氏にいいようにやられっぱなしのジャニーズ事務所だが、逆襲の日は訪れるのだろうか……。