畑岡奈紗は優勝争いも…『全米女子オープン』渋野日向子は133位予選落ちの「深刻症状」 | FRIDAYデジタル

畑岡奈紗は優勝争いも…『全米女子オープン』渋野日向子は133位予選落ちの「深刻症状」 

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全米女子オープンでは予選落ちした渋野日向子。ケガの状態はかなり深刻なようだが……
全米女子オープンでは予選落ちした渋野日向子。ケガの状態はかなり深刻なようだが……

7月6日から開催されていた海外女子ゴルフメジャー3戦目の『全米女子オープン選手権』が閉幕。最終日に単独首位でスタートした畑岡奈紗は後半崩れ4位タイに終わったものの、古江彩佳は6位タイに食い込むなど、日本勢の善戦が目立った大会だった。

「男子の『全米オープン』が過去に6回開催され、海からの強風が数々の名ドラマを演出してきたコース。日本からは’21年大会覇者の笹生優花、その時にプレーオフまで熱戦を繰り広げた畑岡奈紗はもちろん、国内女王の山下美夢有やアマチュア最強の馬場咲希など、22人も参戦しました」(スポーツ紙デスク)

なかでも知名度などから注目されたのが、’19年の『全英女子オープン』の女王・渋野日向子だろう。だが、左手親指の付け根を痛めながらの強行出場とあって開幕前から心配の声が聞かれていたが、結果は14オーバーの133位で予選落ち。出場4試合連続での予選落ちとなってしまった。

「今季の渋野は、オフからのフォーム改造が順調に進み、4月まで予選落ちがなかったが、6戦目の今季メジャー初戦の『シェブロン選手権』で手首にテーピングをしていた。職業病の1つとも言われる『左手首痛』と見られていたが、国内ツアー初戦となった5月の『ブリヂストンレディス』の初日、まさかの5オーバーで出遅れ。心配される左手首の故障について『先に治せよと思う部分はありますが……』と話し、長期欠場の心配はないと話していました」(スポーツ紙記者)

ところが、2週間後の『サントリーレディス』の初日、報道陣を驚かせた。

「渋野が突然、グリップを『インターロッキング』(左手人差し指と右手小指を絡める)から『テンフィンガー』、別名『ベースボールグリップ』(バットを10本の指で握るスタイル)に変更したんです。試合後、〝バレるわな〟〝親指、出とるやん〟と話すなど、表情は明るかったのですが……」(前出・スポーツ紙記者)

シーズン中のグリップ変更は稀なこと。それだけに、誰もが男子プロのレジェンド・丸山茂樹のことを思い出したそうで、

「国内10勝、米ツアーでも日本人として初の3勝をマークするも、左手の親指付け根を痛めて、’17年からベースボールグリップに変更。昨年、’19年『コマツオープン』のシニアデビュー以来3年ぶりにシニアツアーに帰って来た時、『6500ヤードぐらいのコースなら66は出せるかな。グリーンが速くなければ』と笑っていたが、それぐらいグリップ変更は難しいこと。

年齢が違うにせよ、渋野が2戦連続で予選落ちしたあと、『練習してモノにしないと』と気丈に話す姿を見て、今後について心配になりました」(前出・スポーツ紙デスク)

ただ、7月5日の最終調整後、従来のインターロッキングに戻したことを明らかにしたそうで、

「多くのプロが『左手親指付け根の痛み』に悩まされているので、少しでも快方に向かってほしいですね。例えば、松山英樹は’18年に1ヵ月ほど試合から遠ざかるほどの痛みに見舞われていました。

それから3年後の’21年4月、悲願のマスターズ制覇を果たしたが、あの年の3月、『アーノルド・パーマー招待』の2日目、折り返しの2番を終えた後、トレーナーからテーピングの緊急処置を受けていた。めったにケガについて口にしない彼が、『しばらくぶりに(古傷が)痛くなった』という旨を漏らしていた。だがその1ヵ月後、誰もが憧れるグリーンジャケットに袖を通した」(前出のスポーツ紙デスク)

果たして渋野は、松山のように見事な復活劇を見せることはできるのだろうか。8月10日開幕の『全英女子オープン』も心配が尽きない――。

  • PHOTOAP/アフロ

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