「食事おいしくなった」…井岡一翔ら輩出の東農大ボクシング部も「名門体育会で大麻問題続出」特殊事情 | FRIDAYデジタル

「食事おいしくなった」…井岡一翔ら輩出の東農大ボクシング部も「名門体育会で大麻問題続出」特殊事情

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部員の大麻問題でボクシング部が無期限の活動停止となった東農大
部員の大麻問題でボクシング部が無期限の活動停止となった東農大

〈本学学生が大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことについて、本学は事態を厳粛に受け止めています。このことについて深くお詫び申し上げます〉

東京農業大学(東京都世田谷区)のホームページに、「お詫び」が掲載されたのは7月12日のことだ。同日、同大のボクシング部に所属するする学生A(19)と知人の職業不詳の男B(19)が、大麻取締法違反(営利目的共同所持)の疑いで警視庁薬物銃器対策課に逮捕されたのだ。AとBは中学の同級生だったという。

「7月4日の深夜2時ごろ、警視庁高井戸署の署員が世田谷区上北沢の路上に停まっていた不審な車を発見します。警察官が職務質問すると、車内から乾燥大麻や大麻の樹脂が見つかりました。乾燥大麻は7.8g(約3万9000円相当)にのぼったそうです。

通常、大麻を吸引する際に使われるのは0.5gほど。16回分近い乾燥大麻を所持していたことになります。車はBのもので、警察は営利目的で大麻を所持していたと判断。逮捕された2人の認否は明らかになっていません」(全国紙社会部記者)

東農大ボクシング部は全日本大学王座を8度経験した名門だ。元WBC世界フライ級王者の五十嵐俊幸氏や、現WBC世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(中退してプロに転向)など、トップレベルのボクサーを数多く輩出している。しかし……。

「今回の事件を受け、ボクシング部は無期限の活動停止となりました。監督や部長からは辞任届が提出され、大学は一連の対応が終わってから受理するようです」(東農大関係者)

「音楽の聴こえが良くなった」

花園に15回出場した京都成章ではラグビー部のOBが……
花園に15回出場した京都成章ではラグビー部のOBが……

名門体育会の関係者が大麻で捕まったのは、東農大だけではない。

京都府警は7月12日までに、京都成章高(京都市)ラグビー部の元部員ら18~19歳の男5人を大麻取締法違反(所持、譲渡など)の疑いで逮捕した。うち3人が同校ラグビー部のOBだったという。京都成章ラグビー部は全国大会(花園)に15回出場した強豪。準優勝1度、ベスト4も4度経験している。

「元部員の1人は、3月30日に京都市内の運転免許試験場にいた際にポリ袋に入った大麻約1.7gを所持していたそうです。別の元部員は、この男から大麻約1.3gを5000円ほどで譲り受けたとか。

調べに対し逮捕された5人は容疑を認め、次のように話していると聞いています。『(大麻を使い始めてから)食事がおいしくなった』『音楽の聴こえが良くなった』と」(前出・記者)

名門体育会で起きた大麻問題はこれだけではない。近年トラブルが続出しているのだ。

・’20年1月。日本大学ラグビー部の部員1人が東京都渋谷区の路上で大麻を所持していたとして現行犯逮捕。

・’20年10月。東海大学野球部の複数の部員が大麻を使用。秋のリーグ戦を出場辞退する。

・’20年10月。近畿大学サッカー部の複数の部員が大麻を使用。開催中だったリーグ戦の参加辞退。

なぜ若者は安易に大麻へ手を出してしまうのだろう。

「若者の中には、薬物に対する警戒心が強くない人もいます。SNSなどの密売サイトを見て、好奇心が勝ってしまうのケースもあるんです。名門体育会系の部員の多くは寮で共同生活をしています。1人が使い始めると、部内で蔓延する危険性が高い。一連の事件を教訓に、指導者は薬物の恐ろしさを部員たちによく教えるべきだと思います」(同前)

法務省の犯罪白書によると、大麻による検挙者数は昨年まで3年連続で5000人を超え増加傾向。大半が10代、20代の若者だという。

  • PHOTOスポーツアフロ

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