4月のドラマ熱演で＜演技が良い＞と好評の「なにわ男子」藤原丈一郎　俳優でも活躍が期待される理由

4月期の連続ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』（TBS系）に、レギュラー出演していたなにわ男子・藤原丈一郎。明るく、口達者な関西人・米澤大地役に抜てきされ、その熱演ぶりが好評を博した。役柄同様、彼は撮影現場でもムードメーカーとなっていたようだ。

同作は、たまたま乗った電車の車両がペンディング（何もかもが保留されたまま）状態で、見知らぬ世界にワープしてしまうという物語。俳優・山田裕貴が主演を務め、赤楚衛二、上白石萌歌、松雪泰子、井之脇海、杉本哲太ら、個性豊かなキャストが集結した。藤原が演じた米澤は、ゲームや漫画などのポップカルチャーを学ぶ専門学校生で、乗客イチの愛されキャラ。放送中、SNS上の視聴者の間では「米ちゃん」の愛称で親しまれ、

「米ちゃん役のなにわ男子の子、このドラマで初めて演技を見たけどなかなか好き」
「『ペンディングトレイン』に出てるなにわ男子の子、演技が上手いね」
「なにわ男子の藤原くん、好きになった。『ペンディングトレイン』の演技が良い」

と称賛の声が上がっていた。

米澤に負けず劣らず、本人もおしゃべり上手かつ陽気な性格とあって、藤原は現場で共演者に可愛がられていたのだろう。6月12日放送のラジオ番組『藤原丈一郎のなにわんだふるラジオ supported by ローソン』（FM大阪）では、藤原が『ペンディングトレイン』の撮影裏話を披露した。ある日、合間に山田が自身のインスタグラムでライブ配信を行っていたという。

「その時にちょうど、セット転換で照明が暗くなったんですよ。そしたら、一緒に共演してる赤楚さんが、いきなり『Happy birthday to you』って言ったら、もう周りも『誕生日なの？』みたいな。そういうボケをしはった」と、状況を振り返った。そんな中、赤楚が「Happy birthday dear丈くん」「おめでとう、丈くん！」と発言したことで、2月生まれの藤原が、なぜかお祝いされるムードになってしまったとか。

「ドラマの現場では、誕生日を迎えるキャストを祝福する流れが定番となっています。当然、制作陣はイベントごとを把握しているわけですが、この時は突如として藤原の誕生日祝いが始まったため、座長の山田やスタッフが困惑してしまったそう。注目を浴びた藤原が『まさか3ヵ月半前のお誕生日を、今ここでお祝いされるとは思いませんでした』と打ち明けたところ、周囲は『今日ちゃうんかい！』と納得。その様子が山田のインスタライブ中に聞こえてしまったそうなんです」（芸能ライター）

藤原は「一番悪いのは赤楚さんです」「あとでめちゃくちゃ言いました。もう、『やめてください』って。『みんなスタッフ陣、驚いてました』って」と愚痴をポロリ。とはいえ、「撮影のスタジオ内でも結構そうやって、みんなで和気あいあいとしてる」とも話しており、良好な関係を築いていたようだ。

そして、『ペンディングトレイン』で好演を見せた藤原は嵐・二宮和也と女優・波瑠が共演する映画『アナログ』（今年10月6日公開）への出演も決定している。

「藤原がゴールデン・プライム（GP）帯の連ドラに出たのは『ペンディングトレイン』が初めてでしたが、視聴者に深い印象を残すことに成功しました。彼はプロ野球、パ・リーグの『オリックス・バファローズ』のファンを公言しており、野球関連の番組やバラエティでも活躍中です。しかし、今後は俳優業も多忙を極めることになりそうですね」（同）

現在27歳の藤原。これまでの経験を武器に、表現力を磨いていってほしいものだ。