相葉雅紀の『VS魂』が９月末で放送終了…嵐ファンからも見放された「迷走の２年間」の舞台ウラ

７月18日、複数のメディアで、『嵐』相葉雅紀（40）の冠バラエティー番組『VS魂グラデーション』（フジテレビ系）が９月末で終了すると報じられた。この一報は、相葉にとってショックだったことだろう。同番組は、『嵐』メンバーの思いを受け継いでいるからだ。

「『嵐』が’08年から’20年末までメインを務めた『VS嵐』の後続番組なんです。『VS嵐』は、『嵐』の５人とゲストが様々なゲームで対決する方式で人気を博しました。『VS魂』もそのスタイルを引き継ぎ、’21年１月からスタート。相葉さんの他、風間俊介（40）さん、『Sexy Zone』の佐藤勝利（26）さん、『ジャニーズWEST』の藤井流星（29）さん、元『King ＆ Prince』の岸優太（27）さん、ジャニーズJr.『美 少年』の浮所飛貴（21）さんらが出演しています」（スポーツ紙芸能記者）

「新体制」になってわずか２年でピリオドを打つ『VS魂』。なぜ、番組は終わることになったのか。制作会社関係者は表情を曇らせる。

「最大の理由は、視聴率です。木曜日の19時とゴールデンタイムにもかかわらず、平均視聴率は一桁を連発。今年も、３～４％と苦戦していました。局内でも今後が不安視されていた中、レギュラーメンバーの岸さんが９月末でジャニーズ事務所を退所することも追い打ちに。番組改編期となる９月で終了することになったんです」

ネット上では、相葉率いる「魂メンバー」が見られなくなることを悲しむ声があがっている。一方で、

「『VS嵐』の頃は時々見てたけど、魂になってから単純に面白くなかった」

「ずっと内容定まらず迷走してたからね。これ以上は難しかったでしょ」

「魂メンバーには愛着も湧いたし知るきっかけになったけど、段々面白くなくなってたから仕方ないかな」

など、ジャニーズファンからの厳しい意見も見受けられる。嵐ファンの女性も、『VS嵐』は欠かさず見ていたものの、『VS魂』は途中で離脱したと話す。

「最初は楽しく見ていましたが、’21年夏頃から番組がガラッと変わってしまいました。私は、スタジオで相葉くん達がみんなで和気あいあいとする空気が好きだったのに、屋外でロケをすることが多くなったんです」

スタジオ収録がなくなったわけではないが、この時期、「魂メンバー」が屋外でゲストとスポーツや料理対決をする企画が多かった。番組内容が変わったのには、理由があったという。

「『VS嵐』の開始当初から10年以上、総合演出を手がけていた古巣のスタッフが担当から外れたんです。’21年７月から別のスタッフが演出を担当することになり、内容が一新されました。前の番組の雰囲気が好きだったファンの中には、この“リニューアル”についていけない人も少なくなかったのでしょう」（前出・制作会社関係者）

とはいえ、制作サイドも何の意図もなく番組内容を変えたわけではない。

「実は、『VS魂』の開始当初から視聴率は芳しくありませんでした。フジテレビとしては、状況を打開するため、セットや企画を一新したのだと思います。しかし、それが裏目に出てしまった。昨年春以降は、魂メンバーとゲストチームがスタジオで並び替えゲームをするという、お馴染みの企画も増えました。離れてしまったファンを取り戻そうと試行錯誤していたのでしょう」（前出・制作会社関係者）

制作サイドの思いは感じられるものの、視聴者からすると、企画が何度も変わり、「迷走の２年間」になってしまった感は否めない。一部のメディアでは、10月から同じフジテレビで相葉メインのバラエティー番組が始まると報じられている。新番組で、嵐ファンを“感謝カンゲキ”させることはできるか──。