4年ぶりに復活するも視聴率は低迷…『27時間テレビ』惨敗でフジテレビに訪れる「厳しい未来」 | FRIDAYデジタル

4年ぶりに復活するも視聴率は低迷…『27時間テレビ』惨敗でフジテレビに訪れる「厳しい未来」

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総合司会に抜擢された大悟(左)と津田。大役を、体当たりで務め上げた
総合司会に抜擢された大悟(左)と津田。大役を、体当たりで務め上げた

4年ぶりに復活した『FNS27時間テレビ』が、7月22日〜23日にかけて、生放送された。

同番組は’87年からスタートしたフジテレビの看板特番の一つだが、’17〜’19年は収録放送で、’20年以降は新型コロナウイルスの影響で放送自体が見送られてきた。今年は『千鳥』大悟(43)とノブ(43)、『かまいたち』山内健司(42)と濱家隆一(39)、『ダイアン』ユースケ(46)と津田篤宏(47)の3組が総合司会を務め、局の威信をかけ7年ぶりの生放送となった。しかし、その結果は厳しいものとなってしまったようだ。

「明石家さんまさん(68)出演の名物コーナー『明石家さんまのラブメイト10』などの人気企画に、豪華出演者がめじろ押しというラインナップにもかかわらず、番組平均視聴率は6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という厳しい結果でした。

前回の’19年は番組史上初の11月放送と時期的な影響も関係したかもしれませんが、平均視聴率5.8%と歴代最低を記録。前回から数字は上回ったものの、その前年の’18年の平均視聴率は7.3%でしたから、これではとても満足のいく結果とはいえません」(大手広告代理店関係者)

視聴者から支持を得られなかった原因はなんだったのか。キー局関係者が囁く。

「4年ぶりの復活と大々的に銘打って大風呂敷を広げていたものの、番組内容は物足りなさが残りました。『24時間テレビ』(日本テレビ系)と『オールスター感謝祭』(TBS系)のそれぞれの名物コーナーに、フジテレビの人気番組の『今夜はナゾトレ』や『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』を継ぎ接ぎしたような構成で、企画の練度が足りない感じは否めませんでしたね」

構成以外にも課題は多かった。キー局関係者が続ける。

「たしかに出演者自体は豪華でしたが、タモリさん(77)やたけしさん(76)、さんまさんといった過去のそうそうたる総合司会と比べると、今回の3組は知名度などがやや劣る感じは否めません。バラエティ色を前面に押し出し、フジらしさをアピールした港社長(浩一・71)の姿勢はよかったと思いますが、それで結果を出せなかったショックはかなり大きいはずです」

局として総力を挙げた特番にもかかわらず、厳しい結果に終わってしまった『27時間テレビ』。その影響は、今後のフジテレビの運営自体にも暗い影を落とす可能性があるという。

「コロナ禍による広告料収入激減という苦境にある中で、半ば強行した特番です。社運をかけたと言っても過言ではないプロジェクトでの厳しい結果ですから、港社長や上層部の進退に影響を与える可能性も少なからずあるでしょう。秋改編や年末年始特番などで、さらにフジテレビが苦境に立たされる可能性も否定できません」

逆襲を賭けた復活劇はほろ苦い結果に。この先のフジテレビの行方やいかに……。

  • PHOTO山田宏次郎

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