<figure id="attachment_323562" aria-describedby="caption-attachment-323562" style="width: 3861px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="c2855dc3"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/d2eb9cb6cda3ae0097663d268d53b14f.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-323562" class="wp-caption-text">フジテレビ（画像：アフロ）</figcaption></figure>
去る６月28日、フジ・メディア・ホールディングス（フジテレビの親会社、以下ＦＭＨ）の株主総会で提案されたある議案が、フジ社内で波紋を呼んでいたことをご存知だろうか。
「元フジテレビアナウンサーの関戸めぐみ氏（53）が取締役に推挙されたのです。提案したのはフジテレビの早期退職制度を利用して退職したばかりのＡ氏。株主提案をするには通常、300議決権（30,000株。株主総会の時点で約4,500万円）が必要です。Ａ氏は『もらったばかりの退職金をつぎこんでＦＭＨ株を購入したのではないか』と言われています」（ＦＭＨの株主）
<figure id="attachment_323750" aria-describedby="caption-attachment-323750" style="width: 1204px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="8443234c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/32b4906fd6067e09e2b0b9cdf6eb506c.png" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-323750" class="wp-caption-text">関戸めぐみアナを取締役に選任せよ、という株主提案（ＨＰ株主総会参考資料より）</figcaption></figure>
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Ａ氏が大金をつぎこんで取締役に推挙した関戸アナとは、どういう人物か。
「関戸アナは93年に子会社の共同テレビジョンに入社。フジテレビ専属アナウンサーとなっています。05年にフリー転身して、現在も活動中。同期のアナには、テレビ朝日の大下容子アナ（53）、元TBSの雨宮塔子アナ（52）らがいます。関戸アナはＡ氏と同期で、今回の株主提案のことはもちろん、本人も承知しています。Ａ氏は業務畑が長かった社員で、とくに目立つタイプではなかったようです」（同前）
「フリーアナを取締役にせよ」という、一株主のぶっ飛んだ提案は、フジテレビ上層部を大いに慌てさせたという。
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「ＦＭＨの事実上のドン、日枝久相談役（85）ら幹部は戦々恐々としたそうです。もちろんＦＭＨとしてはこの株主提案には反対。承認可決される可能性もほとんどないのですが、ＦＭＨには女性役員がいないのです。そういう意味ではＡ氏の提案は時代の流れに合致している。
よもやの事態が頭をよぎったのでしょう。３月のキヤノンの株主総会で、御手洗冨士夫ＣＥＯの再任賛成票比率が50.59%と過半数割れしそうになったのは『キヤノンに女性取締役がゼロであることへ反発』だったと言われましたから……」（フジテレビ関係者）
Ａ氏の提案を察知したＦＭＨは株主総会に先立ち、株主に対して「Ａ氏の提案に反対票を投ずるよう誘導するハガキ（下記参照）を送っていた。長年、株を保有していますが、こんなハガキが来たのは初めてです」（前出・ＦＭＨ株主）という。
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<figure id="attachment_323555" aria-describedby="caption-attachment-323555" style="width: 676px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="e4b194d8"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/e5d4c14ba5423514f70e51c3669df68f.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-323555" class="wp-caption-text">株主総会前に株主に送付されたハガキ</figcaption></figure>
<figure id="attachment_323751" aria-describedby="caption-attachment-323751" style="width: 1200px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="1c550087"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/35a2fa07877e89e9dfb1e40a45db64fe.png" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-323751" class="wp-caption-text">取締役会の意見は「反対」（ＨＰ株主総会参考資料より）</figcaption></figure>
さらに「女性役員がゼロ」という批判をかわすためか、ＦＭＨ側はフジテレビ社員の柾谷美奈氏を取締役候補者に選任した。前出・フジテレビ関係者が言う。
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「柾谷さんは現在54歳。ＦＭＨの宮内正喜会長（79）の元秘書で大のお気に入りだそうです。同世代の出世争いで先頭集団を走っています」
株主総会でＡ氏の株主提案は否決され、柾谷氏がＦＭＨ初の女性取締役に就任した。ＦＭＨ幹部は胸をなでおろしたことだろう。

「今年の株主総会では前代未聞なことが起きている」フジ・メディア・ホールディングス（フジテレビの親会社、以下ＦＭＨ）の株主総会で提案された一つの議案が、フジテレビ社内で話題になっている。

同期は大下容子や雨宮塔子…大混乱のフジテレビ「取締役に抜擢されそうな元女子アナ」意外すぎる素顔

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