北海道すすきの「頭部切断事件」… 近隣住民が目撃していた「温厚な加害夫婦」奇妙な異変 | FRIDAYデジタル

北海道すすきの「頭部切断事件」… 近隣住民が目撃していた「温厚な加害夫婦」奇妙な異変

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逮捕された田村容疑者一家の自宅
逮捕された田村容疑者一家の自宅

7月2日、北海道札幌市すすきののホテルで頭部が切断された男性の遺体が発見された事件。北海道警察は7月24日、札幌市厚別区に住む職業不詳の田村瑠奈容疑者(29)と医師の田村修容疑者(59)を死体損壊などの疑いで逮捕。翌25日には、同容疑でパート従業員の田村浩子容疑者(60)が逮捕された。

容疑者3人は親子であり、一家が住む自宅からは被害者のものとみられる頭部が発見されている。人間の頭部を切断し持ち帰るという凶行にはしった容疑者一家は、どのような生活を送っていたのだろうか。一家と交流のあった80代の女性は、母親の浩子容疑者が「虫を育てたり、野生のゲンゴロウの世話をする温厚な人だった」と語る。

私があげたアケビに付いていた幼虫を、ケースを作って育てていました。餌になるアケビの葉を幼虫にあげて。後日、『蝶になりました』って見せてくれました。幼虫から蝶になるまで育てたんですね

田村一家が現在の家に来たのは19年前のこと。ご近所とはガーデニングの趣味などを通じ、徐々に交流を広げていたという。

奥さんは、旭川の美術館で学芸員をしていたそうで、絵もかなり本格的に描かれるんですね。いただいた年賀状にはアマビエのイラストがあって、奥さんが描いたものを印刷したそうです

近隣住民が浩子容疑者から受け取った年賀状
近隣住民が浩子容疑者から受け取った年賀状

陰惨な事件の内容とは程遠い人物像だが、最近になって母親に変化があったという。

数ヵ月前から、チャイムを鳴らしても出てこないことがありました。明かりが点いている時に訪ねたら、『朝7時ぐらいに出かけているので、9時とかにはいないんです』と言っていました。お仕事でも始められたのかなと思いましたね(同前)

一方、近くに住む20代の女性は、容疑者一家の父親の奇妙な行動を目撃していた。

私はいつも仕事の行き帰りにこの家の前を通るのですが、朝、田村家のお父さんが車の中で弁当を食べていたり、玄関先でカップ麺を食べているのを見ました。奇妙な光景だったので、よく憶えています

精神科医を務める父親の孤独な車中生活は、別の近隣住民も目撃している。

ここ1年ぐらいでしょうか、ご主人が家に帰ってきた後も車内灯を点けたまま長い間車の中にいました。窓からはちょうど駐車場が見えるんです。ここ1~2週間は、一晩中車がなかったこともあります

逮捕された修容疑者の写真。本人のSNSより
逮捕された修容疑者の写真。本人のSNSより

父親と母親の生活に変化があったのと同時に、家の外観にも変化が現れたという。

家の前の駐車場に、大きなクーラーボックスが4つほど置かれたんです。ここ2ヵ月ぐらいのことで、『これまではそんなことなかったのに、何のためだろう』と思いました。それと、これは2月か3月ぐらいからですが、駐車スペースの上から車のフロントガラスぐらいまでの範囲を、白い布で覆っていたんです。よく見れば中は透けて見えるのですが、目隠しのようになっていました

逮捕された一家に訪れていた変化。人間の頭部が保管されていた家の中では、何が起こっていたのか。事件はいまだ謎に包まれている。

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