「侍ジャパン次期監督候補は工藤公康氏に一本化」報道に”物言い”…有力候補に挙がる意外な人物 | FRIDAYデジタル

「侍ジャパン次期監督候補は工藤公康氏に一本化」報道に”物言い”…有力候補に挙がる意外な人物

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2006年、’09年と2大会連続で最優秀選手に選ばれた松坂。今度は監督の有力候補に名前が挙がっている(写真:共同通信)
2006年、’09年と2大会連続で最優秀選手に選ばれた松坂。今度は監督の有力候補に名前が挙がっている(写真:共同通信)

3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で14年ぶりの世界一奪還を果たした野球日本代表「侍ジャパン」。世界一を手土産に5月いっぱいで退任した栗山英樹前監督(62)の後任の選定は混迷の度合いを増している。

去る6月下旬に一部スポーツ紙から「前ソフトバンク監督の工藤公康氏に一本化」との記事が出たが、日本野球機構(NPB)は一貫して否定。そのスポーツ紙に対して抗議文を送付し、7月19、20日のオールスター戦の取材IDを発行しないという〝出禁〟措置を取った。結局、その後の折衝でスポーツ紙側からの顛末書の提出を条件に、IDの発行枚数を大幅に減らしたうえで出禁措置は解かれたという。

別のスポーツ紙遊軍記者はこう明かす。

「実際のところは工藤氏が候補に入っていたのかどうかも判然としない。現状で候補者のリストには十数名の名前が載っているといいますが、難航しています。

NPBが候補者の選考で重視しているのが世代交代。40~50代の人を中心に選考を進めているようです。侍ジャパンの運営に読売新聞が関わっているため、グループ会社である読売巨人軍に関わる人物として巨人軍・原辰徳監督の『侍JAPAN復帰説』を唱える記者もいました。ただ、実際問題として『現役監督との兼任は厳しい』という判断もあり、NPBの現役監督は候補には入っていません」

そこで、先の記者は意外な人物の名前を挙げた。

「候補者として浮上しているのが松坂大輔氏の名前です」

なぜなのか。別のスポーツ紙デスクがこう解説する。

「選手としての実績も抜群で第1、2回のWBCでMVPも獲得している。2000年のシドニー、’04年のアテネと五輪にも参加するなど日本代表への思い入れは人一倍強い。WBC優勝に導いた栗山監督が希望する次期監督像にもあてはまる」(同)。

栗山氏は5月末に出席したイベントで次期監督について「みんなが求める、どうしてもこの人にやってもらいたい、という監督さんが次はやってくれると思っている」と具体的な言及は避けたが、先ごろ出演したインターネット放送「ABEMA」の「石橋貴明 お礼参り THE WORLD 4週ぶち抜きSP」ではタレントの石橋貴明に対して「みなさんは新しい風を見たいんじゃないか」「今回は本当に勉強になりました。人の交渉とか形を作るとかすごく勉強になったので、これは本当に若い人たちがやったほうが日本の野球のためになると思う」と自身より下の世代に就任してほしいという考えを示していた。

現在42歳の松坂氏は年齢的にもピタリとあてはまる。指導者経験こそないものの、第4回大会で指揮を執った小久保裕紀氏(現ソフトバンク2軍監督)と’21年の東京五輪で日本を金メダルへと導いた稲葉篤紀氏もNPBでの指導経験がないまま就任している。過去の事例を見る限り、指導者経験はさほど重視されていないことが分かる。

平成の怪物が代表のユニホームを身にまとい、大谷翔平(エンゼルス)らと自身が成し遂げたWBC連覇を再び目指す時が来るのか。

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