長濱ねるのヲタクだった自分がアイドルに！ 虹コン・石浜芽衣が目指す〝究極のアイドル〟像

芸能界入りしてまだ1年。 アイドルグループ・虹のコンキスタドール（通称：虹コン）正規メンバーになったばかりの「石浜芽衣」って一体どんな子？ FRIDAY 8月18日・25日号のグラビアに初登場するタイミングで、自身がアイドルになる前のことから、今思い描く理想のアイドル像までたっぷりと語ってもらった。

推し活に全力を注ぐ「普通の女の子」だった

「昨年まで、アイドルに憧れる普通の女の子でした。中学生の頃からずっと長濱ねる（元けやき坂46・欅坂46）さんが大好きで、高校生になってからはライブや握手会に行ったりグッズを買うために、空いている時間はすべてアルバイトに費やして推し活に全力を注いでいて（笑）。アイドルになりたい気持ちと同じくらい〝アイドルが好き〟という思いが強かったんです」

 

〝アイドルになりたい〟、彼女の思いが明確になったのは中学2年生のときのこと。担任教師のふとした一言がきっかけだったという。

「進路面談で、先生から突然『アイドルにならないの？』と聞かれたんです。アイドルが好きなことは先生も知っていたけれど、なりたいと名言したことはなかったし、はっきりと思ったこともなくて。そのとき初めて『その道もあるのか』と自分の中で気持ちが鮮明になりました」

アイドルになる夢を静かに抱きはじめた石浜だが、その日から励んだのは歌やダンスの練習や自分磨き……ではなく、今の時代を象徴するような「あること」だった。

「とにかく〝黒歴史をつくらないこと〟を意識して過ごすようになりました（笑）。『私はアイドルになる人間なんだから！』と自分に言い聞かせて、SNSに変顔を載せたり見返したときに恥ずかしくなる投稿をしないようにして。歌やダンスの練習は一切しないのに、その部分のプロ意識だけは高いという（笑）。頑張るところが違った気もしますが、デビューさせてもらえた今、恥ずかしい歴史が蘇る心配がないのはあのときの自分のおかげです」

小さな〝勘違い〟をきっかけに始まったアイドル人生

「いつか有名になったときのために」と意識を高く持つも、オーディションは落選続き。しかしあるとき、〝勘違い〟という小さな奇跡が彼女の人生を大きく動かすこととなる。

「本当にたくさんのオーディションを受けたのですが、ことごとく落ちてしまって。最後の方なんてよくも悪くも〝オーディション慣れ〟してしまうくらいでした。人がたくさんいる中、張り切って挙手して『唇を白くする』という特技を披露したら会場がシーンとなったのは苦い思い出です……。

そんなときに虹コンのオーディション情報を見つけて、急いで履歴書を送りました。慌て過ぎていて、応募締切がとっくに過ぎていたことに後で気が付くんですけど……（笑）」

オーディションのエントリーは1年前に締め切られていた。しかし事務所のスタッフは石浜に〝何か〟を感じ、異例の対応として面接し合格を決めたという。小さな勘違いによって切り開かれた虹コン・予科生としての人生。活動を始めて1年というスピードで存在感を確立し、今年7月、晴れて本科生に昇格した。

「奇跡が重なっていろんな人のおかげでここまで来ることができて、やっとスタート地点に立てました。パフォーマンスが上手くできなかったり、まだまだな部分もたくさんあって落ち込むこともありますが、自分のポジティブな性格を武器にして乗り越えていきたいと思っています。他のメンバーにいつもたくさん助けてもらっているので、自分ももっと力をつけて、周りの人たちを助けたり支えられるようになりたいです」

自らの長所を「ポジティブなところ」と話す石浜。一方で、少し意外な悩みも教えてくれた。

「もともと、物静かな家族の中でひとりだけ極端に明るい性格なんです（笑）。小さい頃から『自分が家の中を盛り上げよう！』と思うことが多くて、そういったことが影響しているかもしれません。あとは、大好きな『ドラゴンボール』の影響もあるかな。ただ……元気なのは良いのですが、もうちょっと大人っぽいミステリアスな面も欲しいなって。今後にご期待ください（笑）」

 

〝好きになって良かった〟と幸せを感じてもらえるアイドルに

「推す」ことを全力でやってきたからこそ、「推される」立場になった今、彼女が目指す〝究極のアイドル〟像は明確だ。

「推しているときも、いつか推し終わったあとも、〝この人を好きになって良かった〟と心から幸せを感じてもらえるアイドルを目指しています。

アイドル時代の（長濱）ねるさんを推していたとき、本当に幸せだったんです。ライブを観ていた時間、握手会に行くために遠出したり、グッズを買うためにアルバイトを頑張ったり、長い列に並んだり、一見苦労に思える時間すらも思い出すだけで温かい気持ちになります。ねるさんのことは今でも大好きで応援していますが、あの頃の自分を思い返すと、『もっと推せたはず……！』と推し足りない気持ちが溢れそうになるくらいです（笑）。

私も、ファンの方にそう思ってもらえるアイドルになりたい。何かを頑張れたり、生活が輝いたり、かけがえのない時間のきっかけになれるような。そのために、虹コンのメンバーとして精一杯頑張っていきます。ぜひステージを観て応援していただけたら嬉しいです！」

Profile
石浜芽衣　21歳
茨城県出身。’22年、アイドルグループ・虹のコンキスタドールの予科生として活動開始。アイドル未経験ながらわずか1年で人気を確立し、今年7月に正規メンバーに昇格した。最新情報はディアステージのHP、本人のTwitter、Instagram（ともに@ishihama_mei）にて

FRIDAY掲載の石浜芽衣のグラビア＆12分ムービーはこちらから↓

https://friday.gold/gravure/article/168246