1回持たず6失点も…調子の上がらない巨人・菅野「原監督も手厳しい」投手としての深刻な岐路 | FRIDAYデジタル

1回持たず6失点も…調子の上がらない巨人・菅野「原監督も手厳しい」投手としての深刻な岐路

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7月25日の阪神戦で本塁打を浴びた菅野。なかなか投球が安定しない(PHOTO:共同通信社)
7月25日の阪神戦で本塁打を浴びた菅野。なかなか投球が安定しない(PHOTO:共同通信社)

巨人・菅野智之(33)の調子がなかなか安定しない。好投したかと思うと、次の試合では大量失点しノックアウトされるケースが目立つのだ。

・7月8日・DeNA戦、7回無失点の好投で6月11日以来の今季2勝目。

・7月17日・ヤクルト戦、1回持たず6失点でノックアウト。被安打6(内2本塁打)と散々な投球だった。

・7月25日・阪神戦、6回途中まででヒット5本を浴び3失点。3敗目を喫する。

・8月1日・ヤクルト戦、8回1失点の好投も味方打線の援護なく4敗目。

「防御率も3点台とパッとしません。全盛期(’17年)に17勝5敗、防御率1.59という圧倒的な成績を残したことを考えると本調子とはいえないでしょう。不振の原因の一つがストレートの球威です。菅野は150km台後半の直球を軸に、打者を抑え込むのが特徴の投手。しかし最近はストレートが140km台後半にとどまり、明らかにキレが落ちています。

とはいえ、長くエースとして巨人投手陣を支えてきた菅野に求められるレベルは高い。期待の大きさの表れでしょう。原辰徳監督も、菅野に対したびたび手厳しいコメントをしています。7月25日の阪神戦で菅野について聞かれた原監督は『本人に聞いてよ』と言った後こう話しました。『僕があれ(6回3失点という結果)で満足していると思われてもシャクだしね』と」(球団関係者)

若手の台頭で居場所が……

菅野にも不運な部分はある。ここ数年は腰痛や右ヒジの痛みに悩まされ、思い通りの投球ができないのだ。

「ストレート主体のピッチングから、モデルチェンジが求められていると思います。本人も以前から『いずれそういう時(転換期)が来る』と周囲に話しているそうなので、岐路であることは意識しているはずです。全球種をまんべんなく投げ、打者攻略への引き出しを増やそうとしているとか。例えば4つの球種があれば、どれか1つに頼らず25%ずつ投げ分けるというスタイルです。

ただ、こうしたモデルチェンジが成功するかは未知数。巨人の先発投手陣は、戸郷翔征や山崎伊織、横川凱など若手が台頭し始めています。このまま不調が続けば、菅野にいくら実績があってもチーム内で居場所がなくなりかねません。想像以上に苦しい立場に置かれているんです」(スポーツ紙担当記者)

昨季までで通算117勝を挙げたエースも、今年でプロ入り11年目。さらなる飛躍をとげられるのか、野球人として大きな岐路に立たされているようだ。

  • PHOTO共同通信社

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