今井絵理子ら「フランス研修」に国民激怒も自民党幹部は〝かん口令〟指示で「説明ナシ」の〝風化〟狙い | FRIDAYデジタル

今井絵理子ら「フランス研修」に国民激怒も自民党幹部は〝かん口令〟指示で「説明ナシ」の〝風化〟狙い

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フランス研修が叩かれている元SPEEDの今井絵理子議員。パートナーの橋本健氏はSNSで擁護したが……
フランス研修が叩かれている元SPEEDの今井絵理子議員。パートナーの橋本健氏はSNSで擁護したが……

今井絵理子議員や松川るい議員ら自民党女性局メンバーによるフランス研修問題が、さらに燃え上がっている。

7月下旬に渡仏した総勢38名のご一行。表向きは多様性あふれるフランスの文化を勉強するための「研修」ということだったが、ドレスアップした松川氏がパリ・エッフェル塔前でポーズを決めた写真をSNSにアップしたことで、「研修」の中身に大きな疑義が生じることになった。

松川氏は慌ててエッフェル塔写真を削除。「観光だ!」というネット上の批判に松川氏は

「非常に真面目な内容ある研修であったにも関わらず、『税金で楽しそうに大人数で旅行している』と多くの皆様の誤解を招いてしまったことについて申し訳なくおもっています」

と謝罪しつつも、意義あるものだったと強調した。

今井氏もSNSで

「海外研修に対して、『公金を使って無駄だ』という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません」

と主張。旅費については

「党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています」

と説明した。

エッフェル塔の写真は不適切だったが、真っ当な研修だった――。彼女たちの主張はこんなところか。

しかし、ここにきて研修の詳細スケジュールが〝流出〟。とても真っ当とは言えない中身が明らかになった。

一行は7月24日に日本を出発し、現地で3泊し、同28日に帰国。写真週刊誌『FLASH』によると、純粋な研修はたったの6時間で、国会議事堂見学や在仏日本大使との食事会を含めても、政治活動としてカウントできるのはせいぜい10時間ほどだという。

とりわけひどいのは2日目と3日目だ。

午後8時半からセーヌ川で、2時間半の優雅なディナークルーズに参加し、豪華料理に舌鼓を打っていた。せめてこの費用が〝自腹〟であることを祈るばかりだ。

さらに3日目は、午前中に国会議員は現地の保育園を1時間視察したが、残りの参加者は午後2時40分まで予定なし。そのくせ、シャンゼリゼ通りでの自由行動は2時間以上設けられており、視察を終えた国会議員は早々に合流したという。旅程表には

《ショッピング等をお楽しみください》

とわざわざ書かれていた。

「参加者たちはすでに帰国しています。今井氏はSNSで『また追って活動報告します』と宣言していましたが、7日には地元沖縄県を直撃した台風6号に伴う投稿を連投しています。

フランス研修はもう過去の話なのでしょうか。ネット上では詳細スケジュールが報じられたこともあり『台風情報も大事だけど、フランス研修の説明が先』という声が殺到しています」(女性誌記者)

一方で、今井氏の事実上のパートナーと言われる元神戸市議の橋本健氏は3日、SNSで研修日程の説明については

「党本部の決定はどうなるかわからないが、私なら絶対に公開しない。党活動でどこで誰に会ったのか公開することほど愚かなことはない」

と投稿している。これには

《そんな機密事項を話し合いに行ったとは思えない》

《公開しない方がいい研修に38人も連れて行くか?》

など〝真っ当な〟ツッコミが相次いでいる。ある政界関係者は

「支持率低迷の岸田政権はこの問題をこじらせたくない。秋の内閣改造、場合によっては衆院解散に支障をきたすことになるからだ。時間の経過とともに騒動が風化することを狙っているようだ。

今井氏や松川氏には『取材には応じるな』『余計なことは話すな』と通達が出ているし、橋本氏も最近は妙に大人しい。今井氏の意向に沿ったのだろう」

と指摘する。

そうはいっても、国民がこの問題を忘れることはない。一刻も早く説明責任を果たしてもらいたいものだ――。

  • PHOTO鬼怒川 毅

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