「イギリス王室離脱」のヘンリー王子が4年ぶり来日 チャリティー出席もウラには「新興宗教の影」 | FRIDAYデジタル

「イギリス王室離脱」のヘンリー王子が4年ぶり来日 チャリティー出席もウラには「新興宗教の影」

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4年ぶりに来日しイベントに出席したヘンリー王子(左)と主催者の半田 晴久氏(右)
4年ぶりに来日しイベントに出席したヘンリー王子(左)と主催者の半田 晴久氏(右)

英チャールズ国王の次男で’20年に王室を離脱したヘンリー王子が、8月9日に東京で開かれたスポーツ関連の慈善イベント『ISPS・スポーツの力 特別サミット』に参加した。

ヘンリー王子は、‘19年のラグビーワールドカップ日本大会決勝でイングランドチームの応援のために訪れて以来、4年ぶりに来日。そんな中、ヘンリー王子以上にネット上などで注目が集まっているのが、このイベントの主催である『ISPS(国際スポーツ振興協会)』という、あまり馴染みのない団体だ。

そこで、この団体のHPを見てみると、

《Q:国際スポーツ振興協会(ISPS)は、宗教と関係あるのですか?
当協会の半田晴久会長は、宗教法人ワールドメイトの代表役員も務めています》

と書かれている。

『宗教法人ワールドメイト』の教祖は深見東州(本名・半田晴久)氏で、ISPS会長と同一人物。太い眉毛がトレードマークの深見氏のことを、新聞広告や電車内の広告で見かけたことがある人は多いだろう。

メーガン妃と共にイギリス王室を離脱。〝お騒がせ夫婦〟としてワイドショーなどで取り上げられている彼が、なぜ新興宗教が関連するイベントに出席するのだろうか……。

「ワールドメイトは宗教事業だけでなく、複数のNPO法人、時計店、出版業、学習塾、旅行業、薬局など多岐にわたり事業などを展開しています。去年のダイヤモンドオンラインの特集記事では、年間110億円の収益と紹介されています。

こういったワールドメイトが開催するイベントには、過去にオバマ元大統領、クリントン元大統領、ナオミ・キャンベル、ジャッキー・チェンなどの著名人が出席しています。ヘンリー王子もそういった過去の出席者を見ていたのかもしれませんね」(テレビ局関係者)

この構図を見ると、旧『統一教会(世界平和統一家庭連合)』の関連団体のイベントにトランプ元大統領や安倍晋三元首相などが称賛するメッセージを送っていたことを思い出すが……。

「やはり、このチャリティーイベントを新興宗教が関連している団体が主催しているということもあり、あまり放送しないという方針になりました」(同・テレビ局関係者)

ヘンリー王子という話題のVIPが来日しているにもかかわらず、ワイドショーなどであまり話題にならなかったのも、その辺が理由なのだろう。

統一教会問題だけでなく宗教団体のプロフェッショナルである鈴木エイト氏が主筆の「やや日刊カルト新聞」によると

《「火山爆発」や「巨大地震」による被害を防ぐためと称して「命乞い」のための形代(かたしろ)を信者たちに購入させるなどしています》

と書かれている。

〝命乞い〟の奉納用紙なるものの画像もあり、それらで寄付金を集めているようだ。

「半田氏は政治家とも密に連携していて、例えば小沢一郎議員の大スポンサーです。確認できる10年前からの『小沢一郎政経研究会』の収支報告書を見ても毎年ワールドメイトや関連会社から事あるごとに百万円単位の献金がいくつもある。

代表者には半田氏の名前が記載されています。収支報告書に記載しているので、法的には問題がありませんが……」(全国紙記者)

ヘンリー王子だけでなく、世界中の政治家とも深くつながっているワールドメイト。潤沢な資金力があることだけは、間違いなさそうだ――。

  • PHOTOロイター/アフロ

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