<div>’07年以来の10連勝を達成するなど、好調・阪神特急は夏の甲子園の時期恒例の「死のロード」をも軽快に突っ走り、８月16日に待望のマジック29を点灯させた。岡田彰布監督（65）が常々に口にする「<wbr></wbr>アレ」が現実味を帯びてくるなか、スポーツ紙阪神担当記者が案じているのは「岡田監督と選手の“没”コミュニケーション」なのだという。</div>
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<figure id="attachment_327211" aria-describedby="caption-attachment-327211" style="width: 1540px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="bcb6f55a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/08/f9f26cf330b2483998e035dd31463e32.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-327211" class="wp-caption-text">サトテルと岡田監督がタッチを交わす機会が増えればなお、勢いは増すが</figcaption></figure>
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<div><span class="strongInContent">「第一次政権で痛い目に遭っているので、岡田監督に浮かれたところは見られません。’08年７月に早々とマジックを点灯させておきながら、巨人に13ゲーム差を大逆転されてのまさかのＶ逸を経験していますからね。</span></div>
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<div><span class="strongInContent">結局、その後のクライマックスシリーズでも勝てず、岡田監督は引責辞任に追い込まれました。だからこそ、８月15日の広島戦で連勝が止まるや、岡田監督は拙攻で再三チャンスを逃した野手陣にカミナリを落としてチームを引き締めたのです」（球団ＯＢ）</span></div>
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<div>この’08年、そして’21年にも首位独走→Ｖ逸を経験している球団関係者、そして阪神ファンにもマジック点灯に浮かれるところはない。それでも、10連勝中の試合内容が良かったからか、評論家やＯＢたちが次々と阪神戦が行われる球場に詰めかけるなど“外野”は盛り上がっているという。</div>
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<div><span class="strongInContent">「とくに熱心なのは球団ＯＢたちですね。阪神ネタは関西のテレビ、ラジオ、<wbr></wbr>新聞の大好物ですから、『自分だけが知っている岡田阪神の強さ』やエピソードがあれば食い扶持に困らない。</span></div>
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<div><span class="strongInContent">これまであまりグラウンドに降りてこなかったＯＢまでもが、情報収集＆岡田監督のご機嫌取りのために球場に顔を出しているんですよ。<wbr></wbr>球団関係者の中には『露骨な営業活動やな』<wbr></wbr>と冷ややかな笑いを浮かべている人もいますよ」（在阪テレビ局関係者）</span></div>
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<div>チーム一丸となって勝ち進む姿はまさに〝進撃のトラ〟なのだが、ここでクローズアップされるのが冒頭で触れた岡田監督の“没”コミュニケーションなのだと、先の阪神記者は言う。なかでも、今季ここまで打率２割前半と低迷する佐藤輝明（24）と岡田監督の「すれ違い」が懸念されているのだとか。</div>
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<div data-friday-nextpage-lead="「令和流コミュニケーション」ができず……"></div>
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<div>「<span class="strongInContent">岡田監督は就任早々、サトテルのサード固定を明言。開幕から５番を任せていましたが、あまりの不振に業を煮やし、６月25日にファームへ落としました。<wbr></wbr>７月５日に再び昇格しましたが、さほど調子は上がらず、<wbr></wbr>三振数は早々に100を超えました。</span><span class="strongInContent">岡田監督はサトテルのバットから快音が聞かれても『<wbr></wbr>ホンマに復調するか分からん』『このまま並の選手で終わってしまうか』<wbr></wbr>などと、かなり厳しい言葉を投げかけています」（球団ＯＢ）</span></div>
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<div>連勝が止まった８月15日の広島戦で佐藤輝明は無死２・３塁の好機にあえなく三球三振。転がせば点が入る場面で何もできなかった主砲を翌16日のスタメンから外し、指揮官は「当たり前のことができず、自ら崩れていく選手は試合に出られんようになる」とメディアに苦言を呈した。</div>
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<div><span class="strongInContent">「まさに今回がそうですが、サトテル本人が一番困っているのは、監督から直接、苦言を呈されるのではなく、メディアを<wbr></wbr>通じて批判されること。サトテルは周囲に『<wbr></wbr>普通に挨拶を交わしても、その場では何も言ってもらえない。<wbr></wbr>なんでやねん！』とコボすなど、疑心暗鬼になっているようです</span>」<span class="strongInContent">（同前）</span></div>
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<div>球団関係者は岡田監督のコミュニケーション術に「<wbr></wbr><span class="strongInContent">令和の時代に合わせてアップデートしないと</span>」と注文を付ける。</div>
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<div><span class="strongInContent">「８月13日のヤクルト戦で左手首に死球を受けて骨折した正捕手の梅野隆太郎（32）も、サトテルと同じことに悩んでいたそうです。岡田さんは『監督が直接苦言を呈すと選手が委縮してしまう』と考えて、メディアを通じて檄を飛ばしているのです。</span></div>
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<div><span class="strongInContent">しかし、いまどきの選手はメディアを信じておらず直接声をかけたほうが響く。選手が疑念を抱えたままでは勝負どころでチーム一丸になれず、アレに向けてのヤマを乗り切ることができないかもしれません」（同前）</span></div>
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<div>アレのカギを握る大砲・佐藤輝明。岡田監督との“没”コミュニケーションを乗り越え、悲願達成となることを祈りたいが……。</div>


共同通信社

８月13日のヤクルト戦にも勝って2007年以来の10連勝を記録したように、阪神の好調は続いている。心配なのは岡田彰布監督（65）と選手「〝没〟コミュニケーション」がいまだ起こっていることだ。

マジック点灯で”アレ”現実味も…阪神・サトテル「不振のウラに岡田監督とのスレ違い」のベンチ裏

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