実母が懲役1年の判決で拘束…韓国・美しきファーストレディへ野党が猛攻撃「家族で不正土地購入」疑惑 | FRIDAYデジタル

実母が懲役1年の判決で拘束…韓国・美しきファーストレディへ野党が猛攻撃「家族で不正土地購入」疑惑

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今年7月。南部・釜山の市場で尹大統領が掴んだウナギに驚く金氏(PHOTO:ESP=時事)
今年7月。南部・釜山の市場で尹大統領が掴んだウナギに驚く金氏(PHOTO:ESP=時事)

「大統領夫人ファミリーは、広大な土地を不正に所有しているのではないか」

8月に入り、韓国の野党「共に民主党」が攻勢を強めている。攻撃の的となっているのが、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏(50)だ。

「野党猛攻撃のキッカケとなった判決が下ったのは7月21日です。金氏の母親である崔殷淳(チェ・ウンスン)氏に、私文書偽造の疑いで懲役1年が言い渡されました。裁判所は崔氏に『逃亡の恐れがある』とし法廷拘束。大統領の親戚に有罪判決が下り、身柄まで拘束されるのは極めて異例です」(韓国紙記者)

崔氏は北西部・京畿道城南市の土地を購入する際、文書を偽って作成したとされる。起訴内容などによると、’13年4月から10月にかけ4回にわたり銀行に349億ウォン(約35億円)が預けられたように残高証明書を偽装。偽りの証明書を利用して、知人Aが被害者から数十億ウォンを借りたが返済しなかったという。

法廷に横たわり「死んでしまいたい!」

「法廷でAは『自分は代理人にすぎない』とし、『カネはすべて崔氏に渡した』と主張しました。崔氏はAの訴えを否定。『カネは受け取っていない』と話しています。しかし裁判所は『(崔氏が)犯行を主導し広大な土地を得るために実行した』と判断。『朝鮮日報』などのメディアによれば、有罪判決を告げられるた崔氏は『薬を飲んで死んでしまいたい!』と法廷の床に横たわる場面もあったそうです」(同前)

崔氏に疑惑が浮上したのは、今回が初めてではない。’13年末には知人3人と病院を開設し、3年間ほどにわたり22億ウォン(約2億円)を不当に受給したとし起訴される。今年2月に議会で問題となり、娘の金夫人が野党から追及された「ドイツモーターズ株価操作疑惑」でも崔氏の関与の噂が。いずれの事件も無罪、もしくは不起訴となった。

「有罪判決が出た今回の私文書偽造の件で、野党は鼻息を荒くしています。崔氏だけでなく金氏の一族が、家族ぐるみで不動産利益を不正享受していると考え追及しようとしているんです。懲役1年という判決も政権への『手加減捜査だ』とし、尹大統領に謝罪を求めています。

一方の与党『国民の力』も、野党の攻勢や裁判所の決定に猛反発している。崔氏が76歳の高齢にもかかわらず身柄を拘束することは不当だと主張。野党の主張も尹大統領と夫人の顔に泥を塗るためのパフォーマンスだとしました。今回の騒動に対し、尹大統領と金氏は正式なコメントを発表していません」(全国紙ソウル駐在記者)

ファンクラブ「ゴンサラン(建希愛している)」の会員が、10万人近くにのぼる人気ぶりをみせる韓国の美しきファーストレディ。注目度が高まる一方で、昨年5月の政権発足以来最大のピンチを迎えている。

  • PHOTOESP=時事

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