2打席連続3球三振で二軍降格…巨人オコエ「若手急成長の焦りでボール球を大振り」戦力外の現実味 | FRIDAYデジタル

2打席連続3球三振で二軍降格…巨人オコエ「若手急成長の焦りでボール球を大振り」戦力外の現実味

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今年1月には宮崎神宮を訪れ活躍を祈願したオコエだが……(PHOTO:共同通信社)
今年1月には宮崎神宮を訪れ活躍を祈願したオコエだが……(PHOTO:共同通信社)

途中出場した9回は先頭打者として空振り、延長11回には見逃し……。

8月9日の阪神戦で2打席連続の3球三振に倒れた巨人・オコエ瑠偉(26)は、翌10日に二軍降格となった。3日に一軍へ合流したものの8打数1安打で6三振。結果を出せないままのファーム行きである。

「同じ外野を守るレギュラー・丸佳浩が左ヒザのケガで戦線離脱していたため、一軍でアピールする絶好のチャンスだったのですが……。結果を残そうと焦ったのか、ボール球を大振りしての三振が目立ちました。なんの工夫もない凡退を原辰徳監督は嫌います。厳しい言い方ですが、二軍降格は当然の結果でしょう」(球団関係者)

オコエが焦るのも無理はない。同じ外野陣では1塁も守れる秋広優人が主軸に定着し、ドラフト1位ルーキー・浅野翔吾が初本塁打を記録するなど、後輩である若手が急成長しつつあるのだ。

目指すはパワーヒッター?

「長野久義や梶谷隆幸のベテラン勢も活躍。ブリンソンや二軍で成績を残しているウォーカーなど、外国人選手たちも存在感を示しています。若手、ベテラン、助っ人と多くの選手がノビノビとプレーし、巨人の外野陣は飽和状態なんですよ。現役ドラフトを経て加入したオコエは春先こそ活躍しましたが、徐々に居場所を失っている。相当厳しい現状です」(同前)

オコエは高校時代(東京の関東一高)に甲子園を沸かせた逸材だ。遠投120mの強肩に2.0以上の視力、50m走5秒96、スイングスピード157kmと身体能力も高い。なぜプロでブレイクできないのだろうか。

「オコエの最大の特長は瞬発力です。しかし、その長所を伸ばそうという意識が当の本人に薄いように感じます。自身が『憧れる』と語るメジャーリーガーへの憧憬からなのか、身体を大きくしダイナミックなスイングで長打を狙おうとしている。

しかし、オコエは決してパワーヒッターではありません。身体を大きくしたことで、本来の俊敏さが失われつつあります。自分の良さを見失っているように感じるんです」(スポーツ紙担当記者)

前述の通り巨人の外野陣は飽和状態だ。二軍でさえ、オコエが先発出場する機会はそう多くない。このままでは最悪の結果も想定せざるをえない。

「キツい表現ですが、今のオコエは巨人で必要とされる戦力とは言えないでしょう。現役ドラフトを経ての『お試し期間』は、もう終わりました。意識を変えてよっぽど思い切った方向転換をしないと、今オフにはかなり厳しい未来が待っているかもしれません。戦力外通告も現実味を帯びているんです。

本人も自分が置かれている状況はよくわかっていると思います。落ち込んだような暗い雰囲気を感じる時もある。ただ下を向いている余裕などありません。オコエも20代後半となり、もう中堅といってよい選手です。プロでの生き残りをかけた、土壇場に追い込まれているといえるでしょう」(同前)

甲子園で日本中の野球ファンが注目した輝きを取り戻せるか。覚醒が期待されるが、オコエに残された時間はそう多くない。

  • PHOTO共同通信社

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