「外見で売れたと言われるのは悲しい」DJ SODAが語っていたホンネと韓国国内での“本当の反応” | FRIDAYデジタル

「外見で売れたと言われるのは悲しい」DJ SODAが語っていたホンネと韓国国内での“本当の反応”

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ライブでパフォーマンスを見せるDJ SODA。日本国内では賛否両方の意見が飛び交っているが、韓国国内ではどのように受け止められているのか
ライブでパフォーマンスを見せるDJ SODA。日本国内では賛否両方の意見が飛び交っているが、韓国国内ではどのように受け止められているのか

韓国出身の人気女性アーティストDJ SODAの“主張”に対して韓国世論はどのような反応を示しているのだろうか――。

13日に大阪で行われた音楽フェスティバル「MUSIC CIRCUS‘23」でセクハラ被害にあったことを自身のインスタグラムやX(旧Twitter)で告発したDJ SODA。その騒ぎは今も収まるところを知らない。

騒動の概要は、DJ SODAがライブを盛り上げようと観客がいるフェンス越しまで近寄った際に、一部のファンから胸を触られたというものだ。実際にこの時の写真や動画を“証拠”として本人がSNSに投稿。インスタグラムのフォロワー数は516万人を誇り、その影響力は計り知れず、瞬く間に加害者への非難が殺到した。“ジェンダー不平等”が叫ばれる昨今、世界的にも性暴力や性犯罪、セクハラへの風当たりは強く、彼女の主張は正論と言える。

実はDJ SODAは過去にも同じような主張を雑誌のインタビューで答えていたことがある。昨年3月、韓国で発売された雑誌『MAXIM4月号』で表紙を飾った際、

「女性が露出の多い服を着ているから性的暴力に遭うというのを一般化するのは間違えた考え」

と語っている。また、

「私の職業を知った方が、『麻薬をしているのか』と聞く人もいる。麻薬なんてしていないし、コーヒーもタバコもお酒も飲まない。見た目で悪いと判断したり、実力はないのに外見で売れたとか、セクハラを受けて当然と断定するのは、本当に悲しいこと」

と本音を明かしている。この時から自分が好きな服を着て何が悪いのか――とその主張は一貫している。

韓国国内で指摘されている“違和感”

19日にはイベントを主催した株式会社Tryhard Japanが声明を発表。損害賠償請求や刑事告訴などの法的措置を取ると明かした。大きな波紋を広げ続ける今回の騒動だが、彼女の出身国である韓国では、どのような反応を見せているのか。

韓国メディアの論調もそのほとんどが、今回の事件の事実と共に彼女の主張が正しいことを伝えている。SNSへの投稿も、

「日本人って女性を見たら胸を触るんだね」

「肌の露出が多いからと触ったり、セクハラをしてくれという意図ではない」

「彼女は10年もこの仕事をしているのに、こうしたことをまだ伝えないといけないのか。日本人男性の知能レベルはどうなっている?」

といった批判の声が上がっている。

しかし、一方でDJ SODAの行動は“軽率“だったのではないか、日本も韓国も似たようなものだ、という意見もある。実際に、

「怒りたいところだが、露出の多い女性に群がるのは韓国も変わらない」

「日本人がみんなこうだ、と言うような見方は違うと思う」

といった反応も見られた。さらに

「あなたがなぜ売れているのか分かりますか?ほとんどが顔と体を見たいからファンなんです。そのため露出の多いデザインをしているのは分かっていますか?」

といった声まで上がっている。

確かに彼女のインスタグラムにはほぼ全裸に近いきわどい水着写真や動画が見られ、それを一つの売りにしているのは否定のしようがなく、“自己責任論”が韓国内にまったくないとは言えない。

昨年4月にはニューヨークからロサンゼルスに向かう機内で、「F***YOU」と書かれたレギンスが職員から「不適切」とされ、搭乗を拒否されて“ひと悶着”になったことをインスタグラムでブチまけたりと、何かと話題になることも多いDJ SODA。派手で有名で人気もあるが、時に問題児のようなイメージも拭いきれない。とはいえ、今回の騒動は加害者に100%の過失があるのは事実。日韓両国を巻き込んだ騒動が一日も早く収まり、フェスを楽しむ光景が物々しいものにならないように願うばかりだ。

  • PHOTO共同通信社

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