落差100mの大瀑布、世界一危険な断崖絶壁…猛暑を吹っ飛ばせ!背筋も凍る世界の絶景
見るだけでヒンヤリすること間違いなし。お盆休みが終わっても、日本の暑すぎる夏はまだまだ終わらない。世界には、眺めるだけで体感温度が下がる大パノラマがあった!
トロルの舌(ノルウェー)
氷河が削ってできた絶景のなかでもっともスリリングなのが「トロルの舌」だ。トロルとは北欧の伝説に登場する妖精のこと。断崖から水平に突き出す岩が舌を出したように見えることから名付けられた。往復約10時間のトレッキングをものともせず、世界中から訪れる観光客が記念撮影のために列をつくる。
エギーユ・デュ・ミディ展望台(フランス)
標高3842m。モンブラン山系のエギーユ・デュ・ミディ山頂に、床も天井もガラス張りの観光名所がある。モンブランなどアルプスの名峰を見渡せる「虚空への一歩」と名付けられた展望室だ。谷底からの高さは1000m以上。観光客で賑わうシャモニーの町からロープウェイを乗り継ぎわずか20分で行ける。
ヴィクトリアフォールズ(ザンビア、ジンバブエ)
幅約1700m、落差約100m。雷鳴のような水音を轟かせ水煙をあげるヴィクトリアの滝。水が落下する滝口(写真右上)に立っている人を見てほしい。ここが「デビルズプール」と呼ばれる天然プールだ。行けるのは9月から12月の水量が減少する時期のみ。落下すればひとたまりもないため、滝口では流されないよう観光客の足を同行ガイドがつかんでいることもある。
ヴァトナヨークトル氷河のアイスケイブ(アイスランド)
アイスランド最大のヴァトナヨークトル氷河で人気を集めているのが氷の洞窟ハイキングだ。厚さ400mもの分厚い氷河の氷は重みで圧縮されるため気泡を含まず、クリスタルのように透明で美しい。春から夏にかけて気温が上昇すると氷河の内部に洞窟ができ、11月〜3月に内部を歩くことができる。
石牛寨(シーニウザイ)国家地質公園の断崖絶壁(中国)
湖南省岳陽市の石牛寨国家地質公園は、奇峰や奇岩、洞窟や滝などの変化に富んだ地形が広がる景勝地。垂直にそそり立つ高さ百数十mの断崖絶壁を登るロッククライミングが大人気だ。5年ほど前に設置されたアトラクションで、安全のためヘルメットとハーネスを装着しても、眼下をのぞくと背筋が寒くなる。
『FRIDAY』2023年9月1日号より
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