当初〈悔しい〉と弁明し歌手デビュー…韓国元法相の娘「被災者へ寄付の反省アピールも」入試不正で起訴 | FRIDAYデジタル

当初〈悔しい〉と弁明し歌手デビュー…韓国元法相の娘「被災者へ寄付の反省アピールも」入試不正で起訴

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元法相の娘チョ・ミン氏。奔放な行動が一転、最近は殊勝な言動をしていたが……(PHOTO:共同通信社)
元法相の娘チョ・ミン氏。奔放な行動が一転、最近は殊勝な言動をしていたが……(PHOTO:共同通信社)

時効前の「猛反省アピール」は功を奏しなかった。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前政権で法務部長官(日本の法務大臣)を務めたチョ・グク氏の娘チョ・ミン氏(32)が8月10日、虚偽公文書行使や業務妨害などの罪で在宅起訴された。チョ・ミン氏は’13年6月にソウル大医学専門大学院を受験する際に、偽造した自己紹介書やインターンシップ確認書などを提出。入試業務を妨害したうえで書類選考を通過したとされる。

「父親のチョ・グク氏は法相候補に指名された直後から、野菜の皮をはぐように次々と不正が発覚したため『たまねぎ男』と呼ばれていました。今年2月には、息子などへの不正入試事件で有罪となり懲役2年の判決。元東洋大教授の母親も娘の不正入試で共謀したとして、’22年1月に大法院(日本の最高裁判所)で懲役4年が確定しました。

チョ・ミン氏自身は’14年6月に釜山大医学部に最終合格しています。しかし両親の疑惑で捜査を進めていた検察は、『単に(大学入学の)恩恵を受けていただけでなく犯行に主導的な役割を果たしていた』として起訴に踏み切ったんです。8月26日の公訴時効成立直前の在宅起訴でした」(韓国紙記者)

〈10年間懸命に勉強してきた〉

懲役2年の有罪判決をうけた元法相のチョ・グク氏
懲役2年の有罪判決をうけた元法相のチョ・グク氏

当初チョ・ミン氏は当局の動きに対し、自身のインスタグラムなどで〈医師として約10年間懸命に勉強してきた〉〈悔しい思いをしている〉と弁明。「ミニン」という名前で歌手デビューしたり、〈友人の車〉とする外国車を運転する動画を公開するなど「奔放な姿」をみせる。弁護士が「外国車を乗り回すのは適切だろうか」と苦言を呈すほどだった。

しかし最近になり、彼女の態度に明らかな変化があったという。

「両親が有罪判決を受け、弟が在籍していた大学の修士号を返上するなど、家族にマイナスな事態が続いたため『このままではマズい』と考えたのかもしれません。歌手として発売した楽曲について、インスタグラムで〈受け取る印税収入は適切なところに寄付する〉と表明しています。

殊勝な態度はそれだけではありません。7月に韓国を襲った豪雨について、〈被災者の方々へ100万ウォン(約11万円)を寄付しました〉と投稿。今回の起訴を受け〈裁判所では誠実な言動をとる〉〈責任を負う部分があれば謙虚に従う〉としているのです。出廷を逃れたいという意思があったのでしょうが、起訴決定後はより軽い判決を想定して殊勝な言動を続けているのかもしれません」(同前)

文在寅政権を大きく揺るがせた法相の相次ぐスキャンダル。その余波は、今も韓国社会をざわつかせている。

起訴されたチョ・ミン氏(本人の動画チャンネルより)
起訴されたチョ・ミン氏(本人の動画チャンネルより)
夫同様に有罪判決を受けたチョ・ミン氏の母親
夫同様に有罪判決を受けたチョ・ミン氏の母親
  • PHOTO共同通信社 ロイター/アフロ Lee Jae-Won/アフロ

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