<figure id="attachment_328914" aria-describedby="caption-attachment-328914" style="width: 2147px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="3e957b74"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/08/641562b3a451ac16bd381fa5c4df5d40.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-328914" class="wp-caption-text">『トリリオンゲーム』の目黒蓮（26）。『silent』とは真逆のハジけたキャラが話題だ</figcaption></figure>
<p>夏ドラマもそろそろ終盤にさしかかり、盛り上がりを見せている。伏線が張り巡らされた考察モノあり、キュンがとまらないラブストーリーありと、今期は良作が多いとの評判だ。そんな中で、関係者がその動きに一喜一憂するのが視聴率だ。</p>
<p>視聴率にも世帯、個人、コア、タイムシフトなどいろいろあってわかりづらい昨今だが、要は“どれだけ多くの人が見たか”という指標。これに対してREVISIO㈱が独自に計測している「注目度」という指標は、実際にテレビ画面がどれだけ視られているか、というもの。人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で計測した「１人の人がどれだけ画面に注目して番組を視聴していたか」という指標だ。</p>
<p>本誌では４月期のドラマでも、この「注目度ランキング」を紹介したが、あらためて７月期ドラマの初回放送分のランキングを紹介する。</p>
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<p><span class="strongInContent">１位　『VIVANT』TBS　日曜夜９時　70.7%</span></p>
<p>『半沢直樹』『下町ロケット』など、TBS日曜劇場で大ヒットを飛ばしてきた福澤克雄氏の集大成ともいうべき作品。豪華俳優陣とモンゴルロケを３ヵ月敢行したという、映画並みのスケールの大きさで、今期ダントツの話題となっている。視聴率、Tverのお気に入り登録者数でもトップだが、この「注目度ランキング」も制することとなった。コラムニストの桧山珠美氏は、“注目された”理由について次のようにみる。（以下、コメントはすべて桧山氏）</p>
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<p><span class="strongInContent">「事前の番宣などもなく、どういうドラマなのかまったく予想がつかないところに、冒頭のあの広大な砂漠のシーンはド肝を抜かれました。大河ドラマでもCGを多用する時代に、わざわざロケであの映像を撮るところに、このドラマの覚悟が見て取れました。が、それはほんの序章に過ぎず、爆破はするわ、車両はクラッシュするわ……。とにかくその迫力には圧倒されました。あの火薬量は『西部警察』の石原軍団以来（笑）かと。</span></p>
<p><span class="strongInContent">テレビの良き時代を彷彿させるようなぶっ飛んだ演出と疾走感で、一時たりとも目が離せませんでした。会話でモンゴル語が使われていたのも注目度が上がった要因では。何を言っているのか理解するためには字幕を見なくてはならないから。スマホをいじりながら、気になったシーンだけ画面に目をやる“ながら視聴”が定着するなか、それをぶっ壊すことに成功した作品ではないでしょうか」</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="意外すぎる２位、３位は…"></div>
<p><span class="strongInContent">２位　『トリリオンゲーム』　TBS金曜夜10時　69.1％</span></p>
<p>原作は『マンガ大賞2022』にもノミネートされた人気コミック。目黒蓮演じる人たらしのハッタリ男と、佐野勇斗の気弱なパソコンオタクがゼロから起業して１兆ドルを稼ぐことを目指すノンストップエンターテインメント。</p>
<p><span class="strongInContent">「目黒蓮狙いの女性視聴者が画面にクギヅケなのは当然として（笑）、ドラマ自体がスピーディな展開で、振り落とされないように画面を見てしまいます。原作漫画のエピソードも、勿体ぶって引き延ばすのではなくどんどん消費していくので飽きません。閉塞した時代に風穴を開けようという若いエネルギーがドラマから伝わってくる。そんなにうまくいかないよ、と思いつつ、目黒演じるハルが思い通りに、１００億円を目指して進んでいくところが小気味いい。閉塞した時代のせいか、暗いドラマが多いなかで、突き抜けた明るさのあるドラマでパワーを貰えます。</span></p>
<p><span class="strongInContent">こういうドラマは子どもたちにも見てほしいですね。私たち昭和の子どもたちは、少年少女向けのスポコンアニメやドラマがあって、いろんな夢を見させてくれたものです。学園ものも“汗と涙の青春”という感じで、砂浜を皆で走ればなんとかなった。ところが今は教師も悩んでしまう時代。とにかく大人がちっとも楽しそうじゃない。このドラマは目黒蓮たちトリリオンゲーム社の人たちが楽しそうでいい。そういう意味では夢を見させてくれる作品になっています」</span></p>
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<p><span class="strongInContent">３位　『CODE─願いの代償─』　日本テレビ日曜夜10時30分　69.0%</span></p>
<p>どんな願いもかなえるアプリ『CODE』をめぐって坂口健太郎演じる刑事が恋人の死を追うサスペンス。台湾でヒットしたドラマのリメイクで次々に起こる事件と裏切りに目が離せない作品だ。日曜夜遅い時間帯のこの枠のドラマがこういったランキングに顔を出すのは珍しい。</p>
<p><span class="strongInContent">「正直、これが３位に入ったのは意外でした。今期、連ドラの中ではスタートしたのが早く、どんなものか、とお試しで興味を持った人が多かったのかもしれません。どんな願いもかなえてくれる『CODE』というアプリとのやりとりがいちいちスマホの画面に出てくるので、画面を見ないと仕方がない、という物理的な問題もあるかもしれません。</span></p>
<p><span class="strongInContent">味方だと思っていた同期の刑事、三浦貴大がCODEに操られていたり、CODE側の人間だと思っていた松下奈緒が実は操られていただけだったり、敵か味方か、味方か敵かみたいな予測不能なところが気になるのかな、と。男女別で男性２位なのは、この手の“クライムサスペンス”は男性のほうが好き、という傾向だからかもしれません」</span></p>
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<p>４位以下のランキングは次のようになっている。</p>
<p><span class="strongInContent">４位　『真夏のシンデレラ』　フジテレビ　月曜夜９時　67.4％</span></p>
<p><span class="strongInContent">５位　『シッコウ‼～犬と私と執行官～』　テレビ朝日　火曜夜９時　65.6%（65.64%）</span></p>
<p><span class="strongInContent">６位　『転職の魔王様』　フジテレビ　月曜夜10時　65.6％（65.58%）　</span></p>
<p><span class="strongInContent">７位　『最高の教師　１年後、私は生徒に■された』　日本テレビ　土曜夜10時　64.4%</span></p>
<p><span class="strongInContent">８位　『この素晴らしき世界』　フジテレビ　木曜夜10時　63.6％</span></p>
<p><span class="strongInContent">９位　『ハヤブサ消防団』　テレビ朝日　木曜夜９時　62.5%</span></p>
<p><span class="strongInContent">10位　『こっち向いてよ向井くん』　日本テレビ　水曜夜10時　61.1％</span></p>
<p><span class="strongInContent">11位　『18/40～ふたりなら夢も恋も～』TBS　火曜夜10時　60.2%</span></p>
<p><span class="strongInContent">12位　『ばらかもん』　フジテレビ　水曜夜10時　58.5％</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="『真夏のシンデレラ』『18/40』……"></div>
<p>&nbsp;</p>
<p>ちなみに初回放送での平均世帯視聴率のランキングは以下のとおりだ。（関東地区・ビデオリサーチ調べ）</p>
<p><span class="strongInContent">１位　『VIVANT』（11.5%）</span></p>
<p><span class="strongInContent">２位　『ハヤブサ消防団』（10.5%）６話まで</span></p>
<p><span class="strongInContent">３位　『シッコウ‼～私と犬と執行官～』（9.6%）７話まで</span></p>
<p><span class="strongInContent">４位　『トリリオンゲーム』（7.4％）</span></p>
<p><span class="strongInContent">５位　『真夏のシンデレラ』（6.9%）</span></p>
<p><span class="strongInContent">６位　『18/40～ふたりなら夢も恋も～』（6.5%）</span></p>
<p><span class="strongInContent">７位　『最高の教師 １年後、私は生徒に■された』(6.5%)</span></p>
<p><span class="strongInContent">８位　『CODE─願いの代償─』（6.1%）</span></p>
<p><span class="strongInContent">９位　『こっち向いてよ向井くん』（6.0%）</span></p>
<p><span class="strongInContent">10位　『ばらかもん』（5.9%）</span></p>
<p><span class="strongInContent">11位　『転職の魔王様』（5.4%）</span></p>
<p><span class="strongInContent">11位　『この素晴らしき世界』（5.4％）</span></p>
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<p><span class="strongInContent">「４位の『真夏のシンデレラ』は今は完全なツッコミドラマとしてみんな見ているみたいですね。でも、私の何人かの知り合いに聞いたら、割と年が上の人たちは、懐かしい月９が戻ってきたと思って見ているようです。男女の注目度で差があったのが『18/40』。深キョンと福原遥が主演の女性２人のシスターフッドもので２人ともなんかふわふわしていてツッコミどころ満載。女性では９位でしたが男性は最下位。まあ男性はこういうのは興味ないんでしょうね」</span></p>
<p>また、最下位の『ばらかもん』と『ハヤブサ消防団』には共通する点もあるという。</p>
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<p><span class="strongInContent">「『ハヤブサ』も『ばらかもん』も作家だったり書道家だったりする主人公が、ちょっと下手うって、田舎の方に移住してっていう話なので、そこまでは一緒。『ばらかもん』は、五島の話ですごく景色を見ていて癒やされるし、主人公がちょっとずつ進歩していく様子も面白いんだけど、注目度っていう点で言うと低かった。同じように『ハヤブサ消防団』も初回は割とのどかに始まって最後で事件が起こるっていうパターンだったので、視聴率のわりに注目度は低いですよね。</span></p>
<p><span class="strongInContent">こういうゆったり感を楽しめる人が今はいなくって、ゆったりとした景色や空気感を楽しむべき間にスマホをいじっちゃうとか、やりがちなんですよね。でも『ハヤブサ』は２話以降はがぜん話が盛り上がってきたので、注目度も上がっているのではないでしょうか」</span></p>
<p>各作品ともクライマックスを迎えつつある夏ドラマ。あなたはどこに注目して見るだろうか。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="『VIVANT』『CODE』…夏ドラマロケ現場画像集"></div>
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<div><a href="#" data-ident_hash="c44328ff"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/08/f385627d40a3c1bfb24409d444f2dd32.jpg" alt=""></a></div>
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<figure id="attachment_328886" aria-describedby="caption-attachment-328886" style="width: 1280px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="784f6643"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/08/8641db31879c929e8f6b299d7bd754d6.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-328886" class="wp-caption-text">映画並みのスケールとキャストの豪華さで圧倒的な『VIVANT』</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_328887" aria-describedby="caption-attachment-328887" style="width: 2293px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="70ca8b5f"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/08/c503d53b26f6c66bc8ca9ef1390a9d8f.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-328887" class="wp-caption-text">『CODE』の坂口健太郎（32）は２クール続けての主演。写真は『婚姻届に判を捺しただけですが』（TBS系）のロケ（’21年11月）</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_328888" aria-describedby="caption-attachment-328888" style="width: 1280px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="830a3ba0"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/08/0526bd7a810de83e3ef2f19da33dab75.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-328888" class="wp-caption-text">フジ月９では７年ぶりの恋愛ドラマ『真夏のシンデレラ』</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_328891" aria-describedby="caption-attachment-328891" style="width: 2950px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="6f3f9ece"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/08/7f48ce407d15a8cb3a9de300cd92171e.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-328891" class="wp-caption-text">『18/40～ふたりなら夢も恋も～』は福原遥（25）と深田恭子（40）のWヒロインが話題に</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_328915" aria-describedby="caption-attachment-328915" style="width: 1750px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="5f145424"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/08/d1cc01a0f39461dca731eeaf91b7c8b5-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-328915" class="wp-caption-text">『ハヤブサ消防団』消防団の面々。左から橋本じゅん（59）、満島真之介（34）、中村倫也（36）、梶原善（57）、生瀬勝久（62）</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_328916" aria-describedby="caption-attachment-328916" style="width: 806px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="f3167449"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/08/03e631b3fe6166b1c4d99755b61b448e-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-328916" class="wp-caption-text">『ばらかもん』で書道家を演じる杉野遥亮（27）。写真は『罠の戦争』（フジテレビ系）のロケで小野花梨（25）と</figcaption></figure>
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近藤裕介、結束武郎（堺雅人）

ある番組を１人の人がどれだけ注視していたかという指標の「注目度」。７月スタートの夏ドラマ12作品をランキングすると、１位は『VIVANT』だったが、2位、３位は意外な作品だった……。

「本当に視聴者が注目した」夏ドラマランキング１位『VIVANT』に続く意外な２位、３位とは

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