倍賞美津子 大女優の「気ままな実家暮らし」《いつまでもカッコイイ姿を発見撮!》
いまも仕事が途切れない理由は ジム通いを欠かさない自己研鑽とスーパーで自ら買い物する庶民感覚
|芸能
「あの大女優が練馬の片隅に住んでいる」
住民たちの間で広がっているウワサを聞きつけたFRIDAYが練馬を通りがかると、いきなりサングラス姿の倍賞美津子(76)がひとりでジムから出てくるシーンに出くわした。日焼け対策で日傘をさす姿すら、映画のワンシーンのように画(え)になる。その後、倍賞はスーパー『まいばすけっと』で桃とアボカドを買うと、静かに住宅街へと消えていった。

『復讐するは我にあり』など日本映画史に残る名作の数々に出演し、今年も話題作『ガンニバル』などに出演している大女優は、練馬で一人暮らしを!?
倍賞に話を聞いた。
——どんな暮らしをされているのか気になり、失礼ながら声をかけさせていただきました。
「今は、亡くなった兄のお嫁さんと一緒に暮らしているんです。私としては、久しぶりに実家に帰ってきたんです。ジムにも通っていますよ」
そう静かに呟くと、記者に対して一礼し、歩みを進めていった。
「倍賞さんは昔から身の周りのことはマネージャー任せにせず、自ら済ませていました。気取らない性格も人気の理由なんでしょう」(芸能評論家の城下尊之氏)
故・アントニオ猪木との結婚や故・萩原健一との熱愛など、華やかな恋愛遍歴を持つ彼女が、喜寿を目前にして戻ってきたのは、生まれ育った庶民の町だった。
76歳にして出演オファーが途切れないのは、庶民感覚を失わず堅実に演技を磨いてきた人柄によるものに違いない。




『FRIDAY』2023年9月15・22日号より
PHOTO:齋藤紗雪