ジャニーズ問題と『罠の戦争』のヒットで可能性は濃厚！？香取慎吾が「紅白」に返り咲く日

この時期になると浮上し始めるのが、毎年大晦日に行われるNHK『紅白歌合戦』の出場者選考だ。今年は多くの初出場組・復帰組が顔をそろえることになりそうだという。

「創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題で揺れるジャニーズ事務所は、昨年はデビュー25周年の『KinKi Kids』、初出場の『なにわ男子』など6組を送り込んだが、年内に問題が解決することはないので、事務所として辞退するのではと言われている。

その代わりに出場枠に入りそうなのが、新顔や返り咲きの歌手だ。今のところNHKがやたらとプッシュしている女性4人組ユニット・『新しい学校のリーダーズ』、元ジャニーズで期間限定で再結成していた4人組バンド・『男闘呼組』が有力視されている。K-POPグループも新顔が何組か入るだろう」（音楽業界関係者）

そして、元ジャニーズのあの大物が、ソロとしての初出場組として浮上しているというのだ。

「元SMAPの香取慎吾です。今年は、同じ元SMAPで共同プロジェクト『新しい地図』として活動する草彅剛が主演した1月期のドラマ『罠の戦争』（フジテレビ）の主題歌『BETTING』を韓国の人気グループ『SEVENTEEN』とのコラボで歌唱し話題になった。ここ数年、紅白が若い視聴者の取り込みを狙っていることもあり、香取と『SEVENTEEN』のコラボ楽曲は幅広い年齢層の視聴率獲得を狙える」（NHK関係者） 

同局は地上波ではいち早くジャニーズから独立した『新しい地図』の3人を起用し、香取はこれまで同局の音楽番組『SONGS』に出演を果たしている。それに加え、同局が目を付けたのが『SEVENTEEN』の日本での人気ぶりだという。

「4月24日に発売されたミニアルバム『FML』の売り上げが全世界で620万枚を突破し、K-POPの単一アルバムとしては歴代最多販売アルバムとなり日本でもヒット。9月7日からは、大手コンビニチェーンのセブン-イレブンとコラボしたキャンペーンが展開される。

もともと、『新しい地図』を率いる元SMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏は大の韓流好き。香取とはこれまで、さまざまなアーティストとのコラボや楽曲提供を仕掛けていたが、いいところで仕掛けてきた」（芸能記者）

世界を舞台に活躍するアーティストを特集する音楽番組『NHK MUSIC EXPO 2023』が今月14日にスタートするが、『SEVENTEEN』は『新しい学校のリーダーズ』、『YOASOBI』、ジャニーズ所属で昨年〝全米デビュー〟を飾った『Travis Japan』らとともに出演。同番組では香取とのコラボ楽曲ではない曲を披露する。それだけに、紅白出場となれば話題になることは必至だという。

「香取は、4月30日にスタートしたダウンタウン・松本人志と元SMAPの中居正広がMCのトークバラエティー番組『まつもtoなかい』にゲスト出演し、中居と約6年ぶりの共演で話題になった。

このとき、番組でのステージパフォーマンスで香取は『BETTING』を歌ったが、『SEVENTEEN』のメンバーのパートは音が流れただけで間延びした感じに。メンバーたちと香取のスケジュールが合わず、まだコラボしてのパフォーマンスを披露することができていない。なので、紅白の出場が決まればようやく初の生コラボ実現となり、注目を集めることは必至だ」（同）

’15年にSMAPのメンバーとして、’16年の解散前のラストステージを踏んだ香取。8年ぶりの紅白復帰で新たな”相方”たちとどんなパフォーマンスを見せてくれるかが注目される。