バストのカップ数の指定も…「ギャラ飲み」「出稼ぎ風俗」を斡旋するライングループの恐ろしい実態
〈経営者の方々を飲みの場でご接待してくださるCAさん又は元CAさん居られましたら個人ライン下さい〉
〈六本木案件。お酒が飲める子希望です。スぺと加工をしていない写真を数枚送ってください〉

そんなメッセージが毎日数十件投稿されるLINEグループがある。そのLINEグループにはガーシー氏のように女性をアテンドする男性やギャラ飲みを希望する女性が300人以上参加していて、毎日数十件ほどメッセージが投稿されている。
ほとんどのメッセージに「弁護士、医者、会計士、税理士、経営者の方多数」と男性側の社会的ステータスも書かれていて、大金が動いている現場であることを表現しているようだ。
こうしたメッセージには警察に摘発されることを警戒して、身長から体重を引くスペックの略である「スペ」や、性交を意味する「延長」といった隠語が用いられていている。
「このLINEグループのメッセージでのギャラ飲みの相場は2時間で4万円です。時給換算すると2万円になるので、水商売の時給よりも高くなります。業界では多くの人が参加している人気LINEグループなんです」(全国誌記者)
そんなギャラ飲みのメンツを募集するLINEグループだが、最近さらに怪しい投稿が増えている。その内容は出稼ぎの募集や闇金の募集だ。
「ここ数ヵ月、ギャラ飲みのLINEグループで中国への出稼ぎの募集やクレジットがブラックの人でも融資が受けられるという闇金への申し込み募集のメッセージが増えています。LINEグループに参加する人が増えて競争率が上がった結果、お金に困っている人がギャラ飲みをすることができず、お金のために応募するようになったんでしょう」(全国誌記者)
出稼ぎの募集は8日間で最低160万円が保証されていて、闇金の募集は数百万円借りることができると書かれている。お金に困っている人からするとかなり魅力的な条件であるのは間違いないだろう。
他にも休眠会社の買い取りや詐欺の受け子と見られる単純作業の募集などさまざまな怪しい募集が飛び交っている。
簡単に稼げそうに見える情報が氾濫しているネットの世界。そんな甘い話が簡単に手に入る訳はなく、痛い目に遭うことも少なくない。若く容姿に自信がある女性には特にネットリテラシーが問われているのかもしれない。


取材・文:白紙 緑