「元ジャニーズ俳優」は絶賛するが…「メリー氏」が映画プロデューサーにかけていた「圧力」の中身 | FRIDAYデジタル

「元ジャニーズ俳優」は絶賛するが…「メリー氏」が映画プロデューサーにかけていた「圧力」の中身

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車イスで事務所の関連施設から出てきたメリー喜多川さん(‘19年7月)
車イスで事務所の関連施設から出てきたメリー喜多川さん(‘19年7月)

8月29日、ジャニーズ事務所の元社長・ジャニー喜多川氏の性加害問題に関して、「外部専門家による再発防止特別チーム」が調査報告書を公表した。同チームは性加害の事実を認めた上で、被害の拡大を招いたのは、ジャニー氏の姉・メリー喜多川氏による「放置と隠蔽」も一因だと主張。これらの内容をめぐり、ネット上ではメリー氏にも批判の矛先が向けられている。

ジャニーズ事務所が設置した「再発防止特別チーム」は、林眞琴氏(弁護士)、飛鳥井望氏(精神科医)、齋藤梓氏(臨床心理士)の3名からなる組織。報告書によると、特別チームは今年5月26日から8月29日までの間に調査を実施し、被害者及びジャニーズ事務所関係者等のヒアリング(41名)を行ったとのこと。被害者の供述を受けて、「ジャニー氏の性加害の事実が1950年代から2010年代半ばまでの間にほぼ万遍なく存在していたことが認められた」(原文ママ、以下同)などと結論づけている。

「ジャニー氏は’19年7月に亡くなりましたが、メリー氏も’21年8月にこの世を去っています。『性加害の事実を認識していながら、放置し、創業者の不祥事が露見することで事業に影響が出ることを危惧して、事実を隠蔽し続けた可能性』もあるという見解を示しました」(スポーツ紙記者)

そんな中で、メリー氏にまつわるエピソードが注目を集めている。発端は、映画プロデューサー・奥山和由氏のX(旧ツイッター)のポストだ。35年前、ジャニーズ事務所を退所したばかりの元シブがき隊・本木雅弘をキャスティングしようとしたところ、メリー氏に「よく考えて」「ダメとは言わない、もう一度よく考えて」と言われたことを暴露した(8月29日付)。

なお、シブがき隊は’88年に解散し、本木はジャニーズを退所している。奥山氏は’89年に公開された映画『226』での起用を考えていたのだろう。続けて、「熟考して魅力を感じての配役、本木で決行。あれ以来ジャニーズ事務所、出禁的待遇」と、顛末を明かしたのだった。

特別チームが会見を開いたタイミングとあって、この投稿はすぐに広まり、

〈圧力のかけ方がスゴい〉
〈やっぱりメリーさんが圧力をかけていたのか〉
〈こうやって業界を牛耳って来たんだね〉

と、メリー氏の狡猾さがSNS上で話題となっていた。

「一方で、8月27日放送のラジオ番組『江木俊夫の聞いてんの?』(ラジオ大阪)では、かつてジャニーズに所属していた元フォーリーブス・江木俊夫と、俳優・川﨑麻世の共演が実現。古巣が騒動の渦中にあるとは思えないほど、楽しそうに思い出話に花を咲かせていました。

その中で、川﨑がメリー氏への感謝の気持ちを示したほか、タレントを見出す能力を持っている事務所について、絶賛するやり取りもあったんです」(前出・スポーツ紙記者)

大阪で育った川崎は13歳の頃に上京し、ジャニーズに入所。江木とのトークで、

「13歳で東京に来てから、もう本当にジャニーさんがお父さんで、お母さんがメリーさんみたいだったんで。とにかくメリーさんの教育のおかげですね。本当になんかこう、いろいろと可愛がっていただいたんで」

と、当時を回顧した。これを受け、江木が「やっぱりジャニーズ事務所ってさ、そういう意味では男の子の芽を出してあげる力ってスゴいよね。なんであんな、少年の将来を見据えた上で、育ててくんだろうね?」と称えると、川崎は「スゴいですよね」と返答。「スゴいね~。これはたぶん、どんな事務所が頑張ってもちょっとできない。それが“帝国”だと思うんだけどね」(江木)という言葉に、川崎も同調していたのだった。

業界内で絶大な権力を握りながらも、タレントには愛情を注いでいたというメリー氏。現在、事務所が置かれている環境について、“女帝”は天国で何を思うのだろうか?

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