【プレイバック’13】『VIVANT』の堺雅人が『半沢直樹』の現場で見せていた”驚きの行動” | FRIDAYデジタル

【プレイバック’13】『VIVANT』の堺雅人が『半沢直樹』の現場で見せていた”驚きの行動”

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
カメラが止まると一転笑顔がこぼれる。暑くても忙しくても、笑顔を絶やさないところが、やはり大物(’13年撮影)
カメラが止まると一転笑顔がこぼれる。暑くても忙しくても、笑顔を絶やさないところが、やはり大物(’13年撮影)

10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は10年前の’13年9月6日号掲載の『「半沢直樹」堺雅人「ロケ現場でもう次の準備」』をお届けする。

9月17日、惜しまれつつ最終回を迎えたTBS日曜劇場『VIVANT』。主役級を何人も揃えた豪華俳優陣と、2ヵ月半のモンゴルロケを敢行したドラマでは破格のスケール感、そして視聴者を夢中にさせた”考察”要素など、あらゆる面でドラマの金字塔ともいうべき作品だった。その中で主人公・乃木憂助役の堺雅人は、一見、人が好さそうでどこか頼りなさげな商社マン、その実は冷酷に任務をこなす”別班”隊員という難役を見事に演じ切った。そして10年前の彼もまた、日本中が熱中したドラマ『半沢直樹』の撮影真っただ中にあった──。

お盆休みで閑散とした東京・大手町の夜のオフィス街、そこで行われていたのは瞬間視聴率30%超えの大ヒット中ドラマ『半沢直樹』(TBS系)のロケだった。

現場には堺雅人(39・当時)が乗る車も停まっていたが、ロケの準備が済んでいないのか、なかなか車から降りてくる気配がない。よく見てみると、車内でルームランプを点けて台本を読み込んでいる。撮影直前までセリフを確認するとはさすが……と思いきや、なんと手にしていたのは『半沢』ではなく『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)の台本だったのだ。

実は堺は10月スタートの『リーガル・ハイ』の主演をつとめることが決定していた。同作品もまた『半沢』同様に長いセリフを早口でまくし立てるシーンが見どころだった。しかし、いかに演技力に定評がある堺とはいえ、本番の直前に別のドラマの台本など読んでいたら頭がこんがらがってしまわないのだろうか……。

だが、そんな本誌の心配をよそに、本番が始まると堺は瞬時に「半沢」の表情に。撮影は快調に進み、半沢の同期・近藤直弼役が当たってブレイクする滝藤賢一(36・当時)らとともに、路上でのシーンを20分ほどで撮り終えたのだった。

当時『半沢』は予想を上回る高視聴率だったため、急遽放送時間が拡大されたこともあり、撮影は連日早朝から深夜に及んだという。そのために削られてしまった次期の出演作の準備のために、堺はわずかな時間も惜しんで台本をチェックしていたのだ。

『半沢』は最終話で視聴率42.2%を記録し、平成の民放テレビドラマ第1位となった。7年後の’20年に満を持して制作された2作目も大ヒット、3年後の『VIVANT』へとつながっていくのだ。

車中で『リーガル・ハイ』の台本を読み込む堺。セリフを言いながらさまざまな表情を試していた(’13年8月)
車中で『リーガル・ハイ』の台本を読み込む堺。セリフを言いながらさまざまな表情を試していた(’13年8月)
  • PHOTO島颯太

Photo Gallery2

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事