2年前の舞台降板報道で結婚してから「人が変わった」と言われた窪田正孝が語っていた現在の境地
9月22日、都内で行われた映画『スイート・マイホーム』の公開舞台挨拶に窪田正孝(35)が登場、「いろいろとあったのですが、もう無事に首もくっついて治りました」と、第一頸椎の剥離骨折から回復したことを報告した。
窪田が自身のインスタでケガについて報告したのは8月21日。ケガのために5日後に控えていた舞台『いつぞやは』を降板することとなってしまったことについて、観客に対して謝罪し、舞台に立てない悔しさを綴っていた。だが、今回のこの降板で、過去の窪田の降板騒動を思い起こしてしまった人も多かったようだ。
「’21年3月に『女性自身』が、窪田が主演予定だった舞台を制作発表の2週間前に急に降板したことで、事務所スタッフが関係各所に謝罪に回っていると報じたのです。なんでも『新型コロナウイルスへの感染リスクを考えた末』のことだったようで、周囲は必死に説得したそうですが、窪田は最後まで意志を曲げなかったらしい。その一方で同時期に行われていたドラマ『ラジエーションハウス』(フジテレビ系)の撮影には参加していたことから、疑問の声があがっていた、という内容でした」(芸能記者)
この記事でも触れているのだが、この当時「窪田は’19年に水川あさみ(40)と結婚してから人が変わった」という話が囁かれていた。
「現場での話として、以前は食べ物には無頓着だった窪田が毎回愛妻弁当持参で、おすすめのサプリメントの話を延々と語る〝健康オタク〟になったというのです。また、水川が窪田に対して『役者は仕事を詰め込むべきではない』と説いたという話も報じられていました」
「降板」という話をきっかけに出てきたのであろうこれらの話に、どこまで信ぴょう性があるのかはわからない。だが、結婚で窪田が〝変わった〟ことは確かなようだ。窪田は9月2日配信の『LEON』のインタビューで次のように話していた。
《ひとりだと、「仕事をしていないと不安だ」とかいろいろ考えちゃうけど、そういうヘンな不安が取り除かれて、無になれたというか。今は本当に、お金では買えない時間をどう過ごすかが一番大切になりました。例えそれで芝居との距離ができたとしても、自由でありたい、と今は思ってます》
そんな私生活あっての仕事だと思えるような境地に至ったのは、同じプレイヤーである水川といろんなものを共有できるようになったことが大きいという。20代の頃に大好きだった車やバイクなどの〝モノ〟には興味がなくなってどんどん断捨離が進んで、《今は家の中はすっからかん》だとも語っていたのだった。
「窪田は8月公開の映画『春に散る』にも出演していました。横浜流星演じる主人公のボクサーに立ちはだかる世界チャンピオン役。横浜がボクシングのプロテストに合格したことは話題となりましたが、窪田も8ヵ月前からトレーニングを積んで世界チャンピオンらしい肉体とスキルを仕上げてきました。物語のクライマックスとなる世界戦はボクシング関係者も絶賛するクオリティ。最終ラウンドは両者アドリブで闘うほど〝ガチ〟だったそうです」(映画ライター)
俳優として進化しつづけている窪田。〝変わる〟ことは必ずしも悪いことではないのだ。


PHOTO:足立百合(1、2枚目)、島颯太