初公判で一部容疑を認め保釈となったガーシー被告にさらに追い打ちをかける〝独りぼっちの孤独〟

俳優の綾野剛（41）らを動画投稿サイトでの暴露投稿で脅迫したなどとして、暴力行為法違反（常習的脅迫）など５つの罪で起訴された元参院議員ガーシー（本名・東谷義和）被告（51）が９月21日、東京拘置所から保釈された。保釈保証金は計3000万円で被告は即日納付。弁護人が19日の初公判後、４回目の保釈請求をしておりようやく通った。

被告は６月にドバイから帰国後に逮捕され、その後、約３ヵ月半勾留されていた。弁護人が自身のユーチューブで明かしたところによると、勾留中に17～18㎏痩せ、SNSなどの発信や生配信などを行わないことが保釈の条件だったという。

「両親への自殺ほう助で逮捕された、歌舞伎俳優の市川猿之助被告の保釈金は500万円。起訴された罪の量刑からすれば、ガーシー被告の保釈金はあまりにも高額だが、国際指名手配までされたので当局はなかなか保釈を認めず、高額の保釈金を吹っかけた。だが、ガーシー被告はたっぷり稼いでいるうえに、金を持っているビジネス関係の支援者が複数いるので、問題なく支払うことができてようやく保釈が認められた」（全国紙司法担当記者）

ガーシー被告は昨年２月からYouTube、同７月に参院選に当選後は有料のオンラインサロンで数々の芸能人のスキャンダルを暴露。YouTuberデビューまでは数多くの芸能人と親交があったものの、結局残ったのはお笑いコンビ・ロンドンブーツ１号２号の田村淳（49）、俳優の山田孝之（39）、いずれも人気バンドの『ONE OK ROCK』・Taka（35）､『UVERworld』・TAKUYA∞（43）の４人だった。

「４人とは参院選で初当選後、生電話やインスタライブなどで会話している様子を配信。絆の深さがうかがえた。４人の中で淳と山田は大手芸能事務所に所属しているが、それでもガーシー被告との関係を最優先にしていたようで男気を感じさせた。しかし、昨年末あたりから、国会に登院しないままのガーシー被告に対する世間の〝逆風〟が吹き荒れるように。今年３月に議員除名処分、４月に国際指名手配され、６月に逮捕となると、次第に４人ともさすがにガーシー被告の話題には触れなくなった」（芸能記者）

ガーシー被告の逮捕から数日後、淳は自身のツイッター（現・X）を更新し、《まずは取り調べにしっかり応じる、法の元で裁きを受ける。そして罪が確定したなら、その罪を償ったあとに、また会って色んなことを話したいと思う（原文ママ）》と心境をつづった。しかし、ほかの３人はダンマリを決め込み、さらには、ガーシー被告にとってはショックであろう事態も起きていた。

「『FLASH』（光文社／３月７日号）が報じたところによると、UVERが昨年８月17日にリリースした楽曲『ピグマリオン』のMVにガーシー被告が出演。しかし、〝大人の事情〟により、MVがお蔵入りになってしまったという。そうなるリスクをTAKUYA∞が認識していたかどうかは定かではないが、それだけガーシーとの交友が彼にとって自然なことだったのだろう。また、今年の２月にもガーシーはスウェーデンでレコーディングをしていたTAKUYA∞に会いに行ったことをインスタで報告、ドバイでのことや今後のことなども話したようで、《2023年最高の時間でした!!!》とコメントしていた。

しかし、今年７月期の『CODE-願いの代償-』の主題歌にUVERの楽曲である『VICTOSPIN』が起用された。ドラマの主演は坂口健太郎（32）で、ガーシー被告を刑事告訴した綾野剛と同じ事務所。おそらくTAKUYA∞がガーシー被告との関係を大事にしていたらオファーは受けなかったのでは」（同）

初公判で「脅迫」については認めざるをえなかったガーシーだが、さらに追い打ちをかけるようなこの事実。さすがにこの件にはガーシーもガッカリだろう。次回の公判は10月３日に行われるが、今後の公判でガーシー被告から芸能界での〝交遊録〟が明かされるのかも注目される。