<p>ドラマ『ＶＩＶＡＮＴ』（ＴＢＳ系）で主演・堺雅人（49）の同僚役として話題となった松坂桃李（34）。彼の代表作で、男娼を題材とした映画『娼年』の公開から５年。歌舞伎町では女性用風俗界隈が、さらなる発展を見せている。</p>
<p>大手風俗情報サイトによると、掲載数は東京都内で94件。最大手の『秘密基地』系列は情報サイトに載っていないので、都内に100件以上の店舗があるとみていいだろう。セラピストを始めて半年のマサト（仮名・21）は、当初、男性用風俗との違いに驚いたという。</p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<figure id="attachment_333939" aria-describedby="caption-attachment-333939" style="width: 1280px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="53faa185"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/09/9389df7e3c81f6be0f46600aa9205173.png" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-333939" class="wp-caption-text">客層は主婦やOL。セラピストも会社員や大学生などが多く、素人っぽさが目立つ</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">「最初は割安なデートコースを予約して、フィーリングが合いそうだったら、次から性感コースを予約するお客様が多い。とにかくプレイに至る前に実際にキャストとコミュニケーションを取りたいという需要が男性よりも強いんですよね」</span></p>
<p>男性用の風俗では風俗嬢を指名せずフリーで入店し、どんな嬢に接客してもらえるのか楽しむ男性客もいる。しかし、女性用風俗では、セラピストとＤＭをやりとりして、雰囲気を確かめてから予約する女性がほとんどだ。時間もお金もかかることを考えると、男性用風俗に比べ、やはりハードルは高いように思える。</p>
<p>そんな中、近年、女性用風俗のイベントが歌舞伎町で開催されているという。</p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<p><span class="strongInContent">「ＯＰＥＮから２周年を記念して、バーイベントを開きます」</span></p>
<p>そう銘打ったのは「女風」店舗『帝-ＭＩＫＡＤＯ-』。知名度を着実に上げている女性向け風俗店の一つである。歌舞伎町ではバーが開店するのは深夜０時。それまでの時間を間借りとして提供している店舗も多く、度々こうしたイベントが行われている。『帝』のイベントが開かれたのも、歌舞伎町のホストクラブやスナックが多く入るビルであった。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="歌舞伎町に似つかわしくない客層"></div>
<p>料金は１時間３０００円。好きなキャストを指名できるプランが４０００円で、キャストドリンクが１０００円と、コンカフェに近い価格帯となっていた。</p>
<p>夜８時過ぎ、店内は、歌舞伎町には似つかわしくない主婦のような女性客でほぼ満席に。年齢は30〜40代がほとんどだ。女性たちは「接客」を楽しむというよりは「推しのセラピに会いに来た」か「女風キャストと話してみたい」といった目的で店を楽しんでいるようだった。</p>
<p>「こんなに盛況になるとは思わなかった」そう語るのは『帝』のオーナー、焔(ほのお)（26）。</p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<p><span class="strongInContent">「ホストとは違い、夜職のお客様は少なく、ＯＬや主婦のお客様が多いです。普通は、セラピストと会うためにはデートコースを予約しないといけないのですが、こういったイベントだと店のキャスト数人に一気に会える。常連の方でも、指名してみたい別のセラピストに会いに来たり。友達の付き添いでイベントに来て女風デビューする人もいますよ」</span></p>
<p>女風セラピストの時給は５０００円ほどで、かなりの客数を取らないと専業で稼ぐのは難しく、副業としてセラピストをする者も多い。すでに界隈は、買い手市場であり、ジリ貧になるセラピストもいるという。</p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<p>そんな中で女風店舗が生き残るため、オーナー同士の交流も盛んである。『帝』のバーイベントには、同じく女風界隈で有名な『BEAUTY&amp;BEAST』のオーナーも訪れ、お祝いにシャンパンをあけていた。『BEAUTY&amp;BEAST』には女性セラピストも在籍しており性の悩みに相談に乗りつつ癒(い)やしてくれるプランもあるという。</p>
<p>栄枯盛衰の激しい性風俗界隈、女風界隈は市場拡大のため、奮闘している。</p>
<div class="expapp-no-provided-scope expapp-no-provided-scope-start"></div>
<p>佐々木チワワ<br>
’00年、東京生まれ。小学校から高校まで都内の一貫校に通った後、慶應義塾大に進学。15歳から歌舞伎町に通っており、幅広い人脈を持つ。大学では歌舞伎町を含む繁華街の社会学を研究している。<a href="https://amzn.to/370KOi8" target="_blank" rel="noreferrer noopener">『「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認 』</a>（扶桑社新書）が好評発売中</p>
<div class="expapp-no-provided-scope expapp-no-provided-scope-end"></div>
<div><span class="s1">『</span>FRIDAY<span class="s1">』</span>2023<span class="s1">年10</span><span class="s1">月6</span><span class="s1">日号より</span></div>


歌舞伎町では女性用風俗界隈が、さらなる発展を見せている。都内には現在、100件以上の店舗があるとみていいだろう。そんな中、近年、女性用風俗のイベントが歌舞伎町で開催されているという。

フィーリングで性感コースへ…歌舞伎町の『女性用風俗』「セラピストも驚いた顧客獲得競争」戦慄の中身

あなたへのオススメ

関連記事