【ラグビーW杯サモア戦勝利】オフは「酒にウクレレ」堀江と“オクテ経験談”で心掴むリーチの和ませ力 | FRIDAYデジタル

【ラグビーW杯サモア戦勝利】オフは「酒にウクレレ」堀江と“オクテ経験談”で心掴むリーチの和ませ力

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長く日本代表を支えてきたリーチ マイケルと堀江翔太。チームを和ませるための方法は……
長く日本代表を支えてきたリーチ マイケルと堀江翔太。チームを和ませるための方法は……

桜のエンブレムを胸にした「ブレイブ・ブロッサムズ」(勇敢な桜戦士たち)にとって、ここから絶対に負けられない戦いが始まる。

9月29日午前4時(日本時間)、1次リーグD組の日本(世界ランキング13位)は、サモア(同12位)とぶつかる。

「初戦のチリ戦(同22位)を42‐12で快勝するも、次のイングランド戦(同6位)では12‐34、4トライを許しBP(ボーナスポイント)を献上。歴史的初勝利はお預けとなりました。’19年大会に続くベスト8進出のためには格上のサモア、アルゼンチン(同9位)に負けるわけにはいきません」(スポーツ紙記者)

サモアとは7月22日に対戦し22‐24で惜敗しているが、

「最終合宿(7月3日~8月3日)と並行してのテストマッチだったと思えば、本番できっちり借りを返してくれると思います。サモアの第2戦が23日(日本時間)で、日本は18日だったのでじっくりと準備できたと思います」(スポーツ紙デスク)

8月15日の壮行会の席では、前大会の主将のリーチ マイケルが限られた時間でチーム力を高めるために大切なこととして「オンとオフのバランス」と話し、

「みんなでお酒を飲む時間も必要だし、カラオケ、お笑い、ハードワーク。この4つをバランスよくできればみんな良い状態で行けると思います」

と、リーチ流のトークで報道陣の笑顔を誘った。

「日本の武器は世界最強の『ハードワーク』。80分間にわたって継続するためには、酒とカラオケ、お笑いで“チームの和を高める”が大切という思いの表れだと思います」(前出・スポーツ紙記者)

日本代表メンバーを見渡すと、W杯2大会目の姫野和樹が新主将に就任。初出場組が半数を超える布陣だけに、なおさら今大会の合言葉の「Our Team」に向けてチームづくりが大切だ。

「7月の新キャプテンの発表まで、流大や坂手淳史らが試合主将を務めるなど、姫野だけに頼らず、宿舎や練習場などにも『絆』や『ボンド(つながり)』という言葉が貼られたりしていた」(前出・スポーツ紙記者)

ただ、その陰でW杯4大会連続出場の堀江翔太とリーチの献身ぶりも見逃せないという。

「食物アレルギーの翔太さんはビールがNGなのですが、検査でOKだったラム酒やテキーラを片手に酒席の輪に加わります。初戦に2トライを決めたトンガ出身のファカタバの十八番は長渕剛の『乾杯』だったりしますが、カラオケがなくても、翔太さんのウクレレに合わせて盛り上がる」(スポーツライター)

いつもは早口で小声のリーチも、新たなメンバーが代表に召集されると積極的にコミュニケーションを取る。しかも“ユニークな話題”というのだが……。

「’20年1月、母校の東海大・湘南キャンパスで1800人ほどの前で講演したときのこと。ラストに『学生へのメッセージを』と振られると、いきなり『大学4年まで童貞でした』と切り出したんです。会場は拍手とともに、そりゃ大爆笑でしたよ。

続けて『(妻とは)大学3年で知り合ったけど、(自分は)シャイで、6ヵ月たってやっと告白。それから付き合い結婚して8年経ちます』と。たぶん『強く思い続けることの大切さ』を伝えたかったのだと思いますが、学生たちには唐突すぎでした。ただ、この大胆告白は代表の主将時代に新メンバーとの自己紹介で、よく使っていたフレーズ。若手から『奥手だったんですね~』なんてからかわれながら、一気に距離が縮むようで(笑)」(前出・スポーツライター)

まさにハードタックル並みに、緊張する新メンバーのハートをがっちり掴んで離さないリーチ。日本が世界に誇る「結束力」は、グラウンド外での“和ませ(リラックス)方法”が生み出しているのかもしれない――。

  • PHOTO長田洋平/アフロスポーツ

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