藤田菜七子が初のG1レースで快挙! 次の計画は米国デビューだ

初レース「フェブラリーステークス」は掲示板入り(5着以内)の快挙!

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レース後にコパノキッキングをいたわる藤田菜七子。馬のシッポには自身がしているのと同じリボンが

1600mのダートを走り終えた藤田菜七子(21)は、騎乗したコパノキッキングの首をいたわるようになでた――。

JRAの女性騎手として、初めて臨んだ2月17日のGⅠ「フェブラリーステークス」。結果は掲示板入り(5着以内)の快挙だった。コパノキッキングの馬主、Dr.コパこと小林祥晃(さちあき)氏が振り返る。

「満点のデキだったと思います。コパノキッキングは短距離が得意の馬です。1600mを全速で走っては、息切れしてしまう。レース前に菜七子さんと調教師、そして私の3人で話し合った際、最初の400mはスピードを出さず残りの1200mで勝負しようと決めたんです。菜七子さんはうまく馬を落ち着かせ、最後方から9頭も追い抜いて5着に入ってくれた。欲を言うと4~5番手の位置から追い上げられていれば、さらにファンを驚かせる結果になったかもしれません」

小林氏は、初の大舞台を前に藤田の精神力の強さを感じたという。

「2月8日のコパノキッキングの調教初騎乗後、菜七子さんと京都で食事をしたんです。その時、雑談でこう言いました。『いつも黒い髪留めをして色気がないな~。もっと可愛くしようよ』と。すると菜七子さんは、『GⅠではユニフォームと一緒の赤と黄色のリボンをつけます』と笑って答えました。それなら、馬のシッポにもおそろいのリボンを付けようということにもなった。ボクはスゴイなと思いました。初のGⅠで気負ってもおかしくないのに、むしろ楽しんでいる。彼女のメンタルの強さを感じました」

実は米国GⅠデビューの計画もある。

「コパノキッキングの能力を最大限に引き出せるのは、1200mのレースです。日本にはその距離のダートのGⅠレースはありませんが、世界に目を転じればある。米国で11月2日に行われる『ブリーダーズカップ・スプリント』がそれです。勝算は十分にあります。騎乗するのは当然、菜七子さんです」(小林氏)

若き女性騎手が、今度は世界の大舞台で競馬の歴史を変えようとしている。

コパノキッキングは最後方から終盤に驚異の追い上げを見せて5着に。このレースで1着だった武豊も「立派な走りだった」と絶賛した
レース後「歓声とファンファーレを聞いた時は泣きそうになりました」と目を充血させて語る藤田菜七子
本誌未掲載カット 藤田菜七子が競馬の歴史を変える 女性騎手で初のG1レース騎乗
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  • 写真小松寛之

Photo Gallary7

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