「親友は嵐の4人」二宮和也が明かした４年前の〝不仲〟を乗り越えた『嵐』の〝絆〟

10月2日の会見で、今後ジャニーズ事務所が実質的に解体されていくことが明らかとなった中で、９月18日に都内で行われた映画『アナログ』のイベントで、二宮和也（40）が『嵐』のメンバーについて語った言葉が、あらためて反響を呼んでいる。

この日のイベントでは同作品で共演した二宮と波瑠（32）がさまざまなテーマでトークを行った。その中で「なんでも話せる親友はいるか」というお題に対して二宮は、《仕事とか置かれた立場みたいなものは》と限定したうえで、『嵐』の4人には言えると語ったのだ。さらに、《ひねりにひねって親友という着地》と言いつつも、《ずっと同じ価値観で進んでいる友達でいうと、あの人たちしかいないんだな》とメンバーたちに思いを馳せていた。

活動休止から３年。あらためて『嵐』メンバーの絆を知ることができるエピソードだが、これまでに乗り越えてきた”過去”を思い返した人も多いのではないだろうか。

「活動休止直前となる’19年ごろには、メンバー間はかなりぎくしゃくしていたと言われていました。とくに20周年ツアー最中の’19年の11月に二宮が結婚を発表したことで決定的になったと言われています。メンバーは全員が活動休止前のタイミングでの発表に反対。相葉雅紀（40）、櫻井翔（41）は祝福のコメントを出したものの、松本潤（40）と大野智（42）はノーコメントだったことから”亀裂”が囁かれたのです。

とくに松本の二宮に対する怒りは激しかったとされ、コンサートやテレビ番組での2人の不自然な様子もファンには伝わったようです。当時はメディアに対しても『メンバー内で喧嘩はあるのか』という質問がNGとなったほどでした」（スポーツ紙記者）

『嵐』は’20年いっぱいをもって活動休止。メンバーは個々に活動することとなった。そんな中、’21年4月に二宮が中丸雄一（40）、山田涼介（30）、菊池風磨（28）らとYouTubeで立ち上げたのが『ジャにのちゃんねる』だった。同チャンネルは開始２週間ほどでチャンネル登録者数200万人を突破するほどの大ヒットとなった。だが、この『ジャにの』を巡っても不穏な報道が……。

「同年６月のある配信で、松本がブログで出演オファーを待っていたが来なかったと語っていたことについて、二宮が『松本さんにお支払いできるギャラがうちにはないんですよ。最終回でいいんなら呼べるんですけど』と答えたことがあった。それで、まだ不仲のではと報じられたのです。ただ、同時期の別のテレビ番組では二宮は松本の話を嬉しそうにしていました。この時期は２人揃って表に出る機会がなかったこともあって、実際はどうだったのかわからなかったことから、様々な憶測を呼んだのでしょう」（同前）

だが、’21年の11月３日に２人の仲が”修復”されていたことが明らかとなった出来事があった。『嵐』のCDデビュー22周年記念日に行われたライブフィルムの舞台挨拶に活動休止後初めて、大野を除いた４人が揃って公の場に登場したのだ。二宮と松本の立ち位置は隣同士。二宮の発言に松本が笑顔でツッコミを入れたり、フォトセッションで２人が肩を組む姿を見て涙にむせぶファンの姿も見られたのだった。

「『嵐』のラストイヤーとなった’20年はコロナ禍の年でもあった。嵐も北京公演が中止となるなどライブをほとんど行えず、実現できたのは配信で行った国立競技場と12月31日の東京ドームでのラストライブのみ。コロナというイレギュラーな事態に対処していく中で、次第に”雪解けムード”になっていったのでしょう。現在ではもう全くわだかまりはなさそうです」（芸能事務所関係者）

ジャニーズ事務所が解体し、所属タレントたちも新たにエージェント会社へと移行していく中で、５人の絆は心強いものとなりそうだ。