【プレイバック’13】もう見ることはできない? 『半沢直樹』香川照之がロケ現場で見せた”ドヤ顔” | FRIDAYデジタル

【プレイバック’13】もう見ることはできない? 『半沢直樹』香川照之がロケ現場で見せた”ドヤ顔”

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『MOZU』では現場叩き上げの熱血刑事を演じた
『MOZU』では現場叩き上げの熱血刑事を演じた

10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は10年前の’13年10月11日号掲載の「香川照之『数字を取れるドヤ顔』がこれだ」をお届けする。

「あれ、大和田常務じゃない?『半沢直樹』の続編かな~。楽しみだよね」

堺雅人(当時39)演じる半沢直樹が香川照之(47)の大和田暁常務に100倍返しの土下座をさせ、日本中を熱狂させた大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)。9月22日の最終回は42.2%の平均視聴率を叩き出し、ドラマ歴代視聴率4位となった。

堺の演技もさることながら、ドヤ顔から泣き顔まで百面相を披露した天才俳優・香川の存在感が視聴者の心を掴んだ。そんな数字を取れる俳優・香川と西島秀俊(当時42)が都心のカフェに姿を現すと、通行人たちの視線はクギ付けに。

「羽住英一郎監督のドラマということ以外、何も知らされていません。香川さんは表情ひとつで感情を表現していて見入ってしまいました」(あるエキストラ)

このロケは翌’14年に放映された『MOZU』(TBS・WOWOW)のものと思われる。すでに『半沢』以前から、あまたのドラマや映画に出演し、ちょっと癖のある名バイプレーヤーとして名を馳せていた香川だったが、大和田常務役で一躍、誰からも知られる俳優となった。とくに、土下座をすると宣言してから膝をつくまでに2~3分もかかったという「土下座シーン」は伝説のシーンに。7年後に続編が制作された『半沢』では、百面相があまりに多用されたために”顔芸”と揶揄されるようになってしまったのだが。

『半沢』以降、香川は活躍のフィールドを大幅に広げていった。歌舞伎俳優・市川中車としての活動はもちろん、ボクシング解説や昆虫愛好家・「カマキリ先生」として番組を持ったり、昆虫のアパレルブランドを立ち上げるなども。さらに‘21年には朝の情報番組『THE TIME』(TBS系)のMCにも就任した。

すべてが暗転したのは、’22年8月に『デイリー新潮』が報じた銀座のクラブでの性加害報道がきっかけだった。その後、『週刊新潮』では香川が別の女性の髪を引っ張っている写真なども掲載された。香川は『THE TIME』内で謝罪し、出演中だった番組とCMを降板した。

‘22年12月、香川は歌舞伎俳優として舞台に復帰、8月に前年に再婚して一子が誕生していたことも明らかになった。だが、同月には今後の自身の活動について、次のようなコメントをしていたのだった。

《私は歌舞伎と昆虫を通した生態系保全に人生の残りの時間を粛々と費やしていきたいと存じています。》

もう、あの”ドヤ顔”は見られないのだろうか──。

’92年頃、『静かなるドン』に主演していた際の香川。この作品が真剣に演技に向き合うきっかけになったと本人は語っている
’92年頃、『静かなるドン』に主演していた際の香川。この作品が真剣に演技に向き合うきっかけになったと本人は語っている
  • PHOTO村上庄吾(ロケ)、益田周一

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