<figure id="attachment_336462" aria-describedby="caption-attachment-336462" style="width: 640px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="6a078dc3"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/4a661dc87792dba307ea33796b4a0498.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-336462" class="wp-caption-text">はたから見ただけでははかり知れない&#8221;男女の仲&#8221;だが……</figcaption></figure>
<ul>
<li>
<h3>セカンドパートナーとは</h3>
</li>
</ul>
<p>ここ数年登場した「既婚者専用マッチングアプリ」。従来のマッチングアプリとは異なり既婚者同士が集まる場所だ。そこでは「セカンドパートナー」なる言葉が流行っている。</p>
<p>アプリ内に掲載してあったセカンドパートナーの定義には「配偶者以外で恋愛感情がある、心のつながりを重視した本気の恋愛ができる友達以上恋人未満の相手」とあった。</p>
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<p><span class="strongInContent">「結婚しても人を好きになることがある」</span></p>
<p>セカンドパートナーを推奨するアプリにはこんな言葉が躍る。お互いが好きで結婚した男女がこのように思うことがあるのはどんな時なんだろうか。また、このような意見もある。</p>
<p><span class="strongInContent">「決して不倫を助長するものではなく、夫婦生活を円滑にする一つの手段」</span></p>
<p><span class="strongInContent">「セカンドパートナーがいる夫婦は円満な家庭を築いている」</span></p>
<p>セカンドパートナーがいることで夫婦関係がむしろ良好になるようだ。つまりセカンドパートナーが欲しくなるのは、配偶者に対して何かしら思うところがあることがきっかけということなのであろう。</p>
<p>ただ夫婦間で「何かしら思うところがある」、と聞くとやはり「セックス」に関することを想像してしまう。日本人夫婦の多くはセックスレスと言われる。既婚者にも関わらず多少のリスクを冒してまで交際するわけで、そこには身体の関係があるのではないかと皆が思うだろう。</p>
<p>しかし「セカンドパートナー」は「身体の関係を必須としない」というのが一般的な定義のようだ。 特に男性がそれで満足するのか、非常に気になるところである。実際に「セカンドパートナー」がいる、または探している人の意見を聞いてみた。</p>
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<ul>
<li>
<h3>デートしたいが妻が応じてくれないアラフィフ男性</h3>
</li>
</ul>
<p>50代で会社経営をしているAさんは結婚して25年の妻と子供２人がいる。子供は既に成人しており手がかからない。夫婦二人で過ごす時間はあるものの、妻はAさんを男性としてみておらず、暇ができると同性の友人たちと出かけてしまうそうだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「妻との関係性は悪くありません。長年のパートナーであり、これからもそれは変わりません。ただ私はたまにはお洒落な場所でデートをしたいと思っています。ビアガーデン、スポーツ観戦、アフタヌーンティー、水族館へ行くなどですが妻は私と行ってもつまらないようでそんな誘いができる状況ではありません。男同士でわざわざ予定を組んでいくようなものでもありませんし、私もまだ男性として魅力があると言われたい思いもあり…。そんな時既婚者専用アプリを知って登録しました。</span></p>
<p><span class="strongInContent">今お付き合いしている方とはそこで出会いました。彼女は少し年下ですが私と同じように旦那さんとデートすることはなく、かといって不貞行為にあたるような身体の関係を積極的に持ちたいとも思っていませんでした。何気ない会話がしたい、一緒に居るだけで癒されて帰るべき家に帰る、それで満足のようです。」</span></p>
<p>付き合ってからは半年ほどのようで「今後も身体の関係は持たないのか」という質問に対してAさんは<span class="strongInContent">「男女なので、もしかしたらその先はあるかもしれません。ただわざわざ関係性が壊れるリスクを冒してまでそうしようとは思わないというか…」</span>とやや歯切れが悪かった。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="「恋人的な感じになると実生活とのバランスが…」"></div>
<ul>
<li>
<h3>平日の夜に癒しが欲しいアラフォー女性</h3>
</li>
</ul>
<p>40歳でフルイタイムの会社員をしているBさん。会社帰りに都内のお洒落なカフェによって読書をしたり、ちょっとしたリラックスタイムを楽しむのが趣味だとか。夫は仕事が忙しいようで、毎日帰りも遅く平日は会話する時間が取れない。土日は一緒に出掛けたりするものの、ランチを済ませた後は別々に買い物をするなどお互いマイペースな夫婦のようだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「家と職場の往復だけでは交友関係が狭いなと思って既婚者専用アプリに登録しました。同性代の多様な経験を持つ男性から色々な話を聞いて刺激を受けたいと思ってます。出来れば会社経営をしていたり、フリーでお仕事をしている方が理想です」</span></p>
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<p>Ｂさんには子供はおらず、夫婦二人で暮らしている。</p>
<p><span class="strongInContent">「夫婦の仲は良いです。ただ旦那が激務過ぎて家事などの負担が全部私に。だから少しは癒しが欲しくて。よく『同性ではダメなんですか？』と言われるのですが、私の年齢だとほとんど子供がいて平日の夜に外出できるような人はいません。主婦と会社員だと話が少し合わないのというもあります。学生時代の男友達もいましたが転勤や引っ越しで気軽に会える人はいません。」</span></p>
<p>Bさんはどんな”セカンドパートナー”が欲しいのか。</p>
<p><span class="strongInContent">「友達以上恋人未満、がベストなのかもしれないです。相手に求められたら何とも言えないですが恋人的な感じになりすぎると実生活とのバランスが保てなくなりそうで…」</span></p>
<p>と、やや言葉を濁す。お相手はまだ見つかっていないようだ。</p>
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<p>話を聞くと「セカンドパートナー」とは、実際のパートナーには欠けている部分を補う相手のようだ。だが、&#8221;体の関係&#8221;は、それが前提ではないものの、可能性も無きにしもあらず、という印象を受けた。では、このような「セカンドパートナーは、他のアプリ利用者からはそのように受け止められているのか。</p>
<p>詳細については【後編・肉体関係のない既婚者同士の恋愛「セカンドパートナー」、心の癒しの中に潜む&#8221;陥穽&#8221;】をお読みいただきたい。</p>
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<p><a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/336416">【後編・肉体関係のない既婚者同士の恋愛「セカンドパートナー」、心の癒しの中に潜む&#8221;陥穽&#8221;】</a></p>
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既婚者用マッチングアプリで現在、「セカンドパートナー」という言葉が流行っているという。体の関係がない恋人的なパートナーを指すというが、実際はどういう関係性なのか。話を聞いてみた。

「恋愛だけど肉体関係はなし」既婚者アプリに増殖する「セカンドパートナー」は不倫か否か

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