ジャニーズ事務所「木村拓哉」を“特別扱い”…「週刊誌報道」と「KYインスタ」での炎上から徹底擁護
’16年末にSMAPとしてのグループ活動を終え、個人で俳優や歌手業を行っている木村拓哉。5人の中で唯一、現在もジャニーズ事務所に所属しており、同事務所が新体制を迎えるにあたり、木村の動向にも注目が集まっている。
先日、ジャニーズ側は木村をめぐる週刊誌の報道について「事実無根」と反論したが、「これは事務所サイドが木村を“特別扱い”している顕著な例だった」(芸能ライター)という。
創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、ジャニーズ事務所は9月7日に1度目の記者会見を開いた。その場で、ジャニー氏の姪・藤島ジュリー景子氏(当時社長)が叔父の性加害を事実と認め、謝罪。自身は引責辞任し、東山紀之が新社長に就任した。
そして、10月2日に行った会見では、現在のジャニーズ事務所は同17日付で「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に名前が変わり、被害者への補償のみに対応していくと発表。新たにエージェント会社を設立し、今後はタレントと個別に契約を結ぶという。
いずれの会見後も、木村のインスタグラムの投稿に疑問の声が噴出した。
「1回目の会見終了後、木村は敬礼ポーズの写真を載せた上で、『show must go on!』(原文ママ、以下同)と、メッセージを発信。それは、ジャニー氏の座右の銘として知られる『ショーは続けなければならない』という意味合いの言葉だっただけに、『空気が読めてない』『被害者への配慮がない』などと非難を浴びました。結果的に木村は当該投稿を削除しています」(芸能ライター)
さらに、10月の会見後も愛犬の散歩動画とともに「一歩ずつ、前に! PEACE!! STAYSAFE! 拓哉」とつづったが、
〈木村くん、さすがにこれはイタすぎる〉
〈今は一歩ずつ前に進む段階じゃないし、『PEACE』もどうかと思う〉
などと、再びツッコミが相次いでいた。
現在の事務所の状況に気を配ることもなく、すっかり“KYな人”のイメージがつき始めている木村。ジャニーズ側はそんな彼を手放すどころか、徹底的に守るスタンスなのだろう。
「10月5日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、『「なんで社名を変えるんだよ!」キムタク裏切りのジャニーズ脱出』との見出しで、木村がジャニーズの社名変更に強く反対していたと報じていました。同誌によると、木村は事務所からの独立も考えているといい、妻で歌手・工藤静香が“芸能界のドン”ことバーニングの周防郁雄社長に相談している……といった情報も書かれてありました」(前出・芸能ライター)
すると同日、ジャニーズ事務所は公式企業サイトで「弊社所属タレントに関する一部週刊誌記事について」と題した文章を公開。木村に関する一部週刊誌の報道に対し、「そこで書かれている内容は全て事実無根です」と、否定した。
加えて、「木村は後輩達の相談にも積極的に応じ、また、被害を受けた方々の心情に配慮して率先して社名変更を弊社に促す等、常に、被害を受けた方々や不安なタレント・アーティスト達の心に寄り添っておりました」と、釈明。
「新たに設立する会社とのエージェント契約も準備が出来次第締結する予定でいた中でこのような記事が出たことを、弊社としても大変心苦しく感じております」と、怒りをあらわにしていた。
この時点で、木村が新会社と契約を交わすのかどうか、正式発表はしていない状態。しかし、前述のコメントによって、“ジャニーズ残留”が確定した形だ。
「ちなみに記事内では、木村が退所した場合に影響を受ける後輩として、KAT-TUN・亀梨和也が事務所を辞める可能性を指摘していたほか、SixTONESも滝沢秀明氏の会社『TOBE』への移籍が噂されているという記述がありました。ところが、事務所サイドはこれらについては反論せず、木村のみを擁護したわけです。“特別扱い”ぶりがにじみ出ている文章でしたね。ジャニーズファンの中には『ほかのタレントの報道は事実だから否定しないの? それとも木村拓哉が特別だから否定したの?』などと、違和感を抱いた者も少なくないようです」(同)
木村がどんな道に進むのか、ファンは固唾をのんで見守っている。
PHOTO:近藤 裕介