<p>フィギュアスケートグランプリシリーズの第１戦・スケートアメリカが10月20日に開幕する。昨季は三原舞依（24）がＧＰファイナル優勝、坂本花織（23）が世界選手権連覇と、日本人選手が存在感を示した。今季はどうか？　フィギュアスケート解説者の渡部絵美氏が語る。</p>
<p><span class="strongInContent">「今季は坂本さん、三原さんに続く若い世代に、世界レベルの選手が続々育っているのが見どころです」</span></p>
<figure id="attachment_336849" aria-describedby="caption-attachment-336849" style="width: 1386px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="482cdee8"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/92e5b27ebaaae496941bbdc3ddae3831.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-336849" class="wp-caption-text">渡辺倫果（21）昨季の世界選手権では、渡辺の演技を見て感極まった中庭健介コーチを逆に励ます気丈な一面が話題になった</figcaption></figure>
<p>成長著しい新星たちの中で、最注目株は渡辺倫果（りんか）（21・ＴＯＫＩＯインカラミ／法政大学）だろう。昨年はＧＰシリーズのスケートカナダで初出場初優勝。その勢いでＧＰファイナルにも進出した。</p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<p><span class="strongInContent">「20歳で初めて代表に選出された、フィギュアでは珍しい遅咲きの苦労人です。腰の軟骨を移植しなければいけないほどの膝の大ケガを克服し、世界の舞台にたどり着きました。初出場となった世界選手権は惜しくも10位に終わりましたが、完成度の高いジャンプを軸に活躍が期待されます」（全国紙運動部記者）</span></p>
<figure id="attachment_336848" aria-describedby="caption-attachment-336848" style="width: 1507px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="520c06ec"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/83cd20a4fdd5167ca6b88032a0b0faca.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-336848" class="wp-caption-text">河辺愛菜（18）８月に行われた、げんさんサマーカップは不本意な結果に終わり、涙を見せた。復活に向け闘志を燃やす</figcaption></figure>
<p>実績で抜きん出ているのは中京大学の河辺愛菜（まな）（18）。’22年に17歳で北京五輪出場を果たしたが、昨年は不調に苦しんだ。前出の記者が続ける。</p>
<p><span class="strongInContent">「五輪シーズンに急成長を見せ、身体的な反動が出たのだと思います。北京五輪終了後に、宇野昌磨（25）らを指導した樋口美穂子コーチに師事。課題だった表現力を磨いています。トリプルアクセルの完成度を五輪シーズンよりも高めれば、今季は上位に顔を出せるでしょう」</span></p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<div data-friday-nextpage-lead="氷上で煌めく｢5人の新星たち」"></div>
<figure id="attachment_336852" aria-describedby="caption-attachment-336852" style="width: 1436px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="7cdbaf0d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/3a02a3d35bb022c972d357edd57c0f3a.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-336852" class="wp-caption-text">住吉りをん（20）８月の東京夏季フィギュアでは自身初となる200点台を記録。いいイメージを持って2季目のＧＰシリーズに参戦する</figcaption></figure>
<p>ロシアの選手が得意とする高難度の「４回転」をプログラムに取り入れ、さらに飛躍しようとしている選手もいる。オリエンタルバイオ／明治大学所属の住吉りをん（20）だ。</p>
<p><span class="strongInContent">「ここ２年ほど４回転トーループに挑戦しており、成功まであと少しのところまできています。彼女は手足の長さが際立っており、視覚的に見栄えのする演技ができるのも武器です」（同前）</span></p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<figure id="attachment_336851" aria-describedby="caption-attachment-336851" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="2ee6ec41"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/9ac67f17c3696f5e89235c78d3ac0fb9.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-336851" class="wp-caption-text">吉田陽菜（18）中学生のころから注目されていた逸材がついにシニアに転向！　今季のフリーの演技は、鶴を意識したプログラムだ</figcaption></figure>
<p>今季からシニアに本格転向した２人も、早速の活躍が期待される。吉田陽菜（はな）（18）は10月の近畿選手権を制した勢いで、スケートアメリカに挑む予定だ。</p>
<p>別紙の運動部記者が語る。</p>
<p><span class="strongInContent">「中学時代にトリプルアクセルを成功させ、天才少女として注目されていました。しかし、ケガもあって低迷していたところ、紀平梨花（21）をＧＰファイナル優勝に導いた濱田美栄コーチと出会い、彼女の指導を受けて復調した。今シーズンはショートとフリーで、合計３本のトリプルアクセルを取り入れる見込みです」</span></p>
<p>伸びやかなスケーティングで評価を高めているのが、吉田と同じ高校３年生の千葉百音（もね）（18）である。</p>
<figure id="attachment_336850" aria-describedby="caption-attachment-336850" style="width: 1428px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="3a1e5be4"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/c3bdf52524ca5c47b30eec16bbd00b13.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-336850" class="wp-caption-text">千葉百音（18）競技を始めたのは羽生結弦がホームリンクとしていたアイスリンク仙台。羽生と同じ東北高校に在学中だ</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">「ジャンプに重きを置く選手が多い中、基礎のスケーティングがしっかりしている千葉選手は正統派のスケーターと言えます。吉田選手とは木下アカデミーのチームメートでありライバル。切磋琢磨する関係を築いています。ジャンプに移行する前のスピードに乗った滑りの美しさは、思わず見惚れますよ」（同前）</span></p>
<p>２年半後の五輪に向けて、どの新星が氷上で煌（きら）めくのか――。</p>
<p>『FRIDAY』2023年10月27日号より</p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>


共同通信社（渡辺、河辺）　ゲッティイメージズ（住吉）　日刊スポーツ（吉田 )　産経新聞社（千葉）

フィギュアスケートグランプリシリーズの第１戦・スケートアメリカが10月20日に開幕。女王・坂本花織、三原舞依に続く若い世代に、世界レベルの選手が続々と育っているとフィギュアスケート解説者語る。

見ているだけで思わずため息…女子フィギュア氷上で煌めく「５人の新星」美しすぎる！演技写真

あなたへのオススメ

関連記事