「ジャニーズの未来か…」7月無罪判決のケヴィン・スペイシーがまたも性加害で訴えられる「裁判地獄」 | FRIDAYデジタル

「ジャニーズの未来か…」7月無罪判決のケヴィン・スペイシーがまたも性加害で訴えられる「裁判地獄」

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自身の性加害についてマスコミに釈明するケヴィン・スペイシー(左)とジャニー喜多川氏の性加害問題について謝罪する藤島ジュリー氏
自身の性加害についてマスコミに釈明するケヴィン・スペイシー(左)とジャニー喜多川氏の性加害問題について謝罪する藤島ジュリー氏

オスカー俳優のケヴィン・スペイシーが、マッサージ中に性的行為を要求したとして男性マッサージ師から訴訟を起こされた。マッサージ師は損害賠償を請求していると、米TMZが報じた。

スペイシーは、イギリスで4人の男性への9件の性犯罪で起訴されたが7月26日にロンドンの裁判所で無罪となったばかりだった。

訴状によると、スペイシーは’16年8月と9月に3回、偽名を使ってニューヨーク・エディション・ホテルの一室に男性マッサージを呼んで、90分のマッサージを受けたという。

「記事によれば、マッサージ師はスペイシーがマッサージ中に臀部を中心にマッサージを始めるよう要求するなど、性的な行為を繰り返し迫ったと主張。そしてスペイシーはマッサージ中にヨガのポーズをするといって、自身のお尻と性器を露出して、セラピストを不快にさせたといいます。

また、スペイシーはセッション中に何度も性的興奮を覚え、性的な行為に追加料金を提供すると申し出たとか。さらに、マッサージ師の容姿や体格について性的な発言を繰り返しセラピストの手をつかみ、自分の性器に当てようとしたと訴えています」(女性誌記者)

マッサージ師は、スペイシーの不適切な性的行為で精神的、感情的苦痛を受け、今でも不安、うつ病、PTSDに苦しんでおり、通常の仕事や生活に不安を感じていると主張して損害賠償を求めて提訴した。

スペイシーは、’16年に別の男性マッサージ師からマッサージ中に性器を触らせたとして告発されたが、スペイシーはこの告発を否定。警察が捜査中に被害を訴えていた男性マッサージ師が死亡したため、起訴は取り下げられた。

また、イギリスで4人の男性への9件の性的暴行の罪に問われた件では、被害を訴えた男性はスペイシーが自分の股間を積極的につかんだと告発し、彼を

「下劣でヌルヌルした蛇のような捕食者」

などと主張していた。

別の俳優志望の男性は一緒にビールを飲みに行った後、眠ってしまったが、目が覚めたときスペイシーにオーラルセックスをされていたと主張していた。

スペイシーといえば、’95年に『ユージュアル・サスぺクツ』でアカデミー賞助演男優賞を受賞。’99年には『アメリカン・ビューティー』で同主演男優賞を受賞するなど、映画俳優としての地位を確立した。

しかし、’17年10月に俳優のアンソニー・ラップが’86年、当時14歳のときにスぺイシーが性的暴行をしようとしたと告発した。スペイシーは

「深く酔っていて覚えていない」

とした上で謝罪し、ゲイであることをカミングアウトしたが

「セクハラから目をそらすための巧妙な策」

などと業界やLGBTQのコミュニティーから非難された。

その後、ラップは‘86年にスペイシーから性的虐待を受けたとして4000万ドル(約55億7300円)を請求する民事訴訟を起こしたが、昨年10月にニューヨークのマンハッタン連邦裁判所の陪審員は原告の訴えを棄却し、スペイシーが勝訴した。

スぺイシーはさらに十数人の同様の性的暴行疑惑を報じられ、’18年12月には当時18歳の男性への強制わいせつで刑事告発されたが、’19年7月に証拠となる携帯電話の記録の不備などで告訴が取り下げられた。

まさに抜け出せない裁判地獄にハマってしまったスぺイシー。同じく性加害問題で揺れるジャニーズ事務所の“未来予想図”のようにも見える。

果たして今度はどうなるのか。新たな性加害裁判の行方が注目される――。

  • 阪本 良(ライター、元『東京スポーツ新聞社』文化社会部部長)

    Webマガジン『PlusαToday』を始め、芸能、映画、ハリウッド情報などの記事を執筆。日本映画ペンクラブ会員

  • PHOTOAP/アフロ(ケヴィン)、中村和彦(ジュリー氏)

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