<figure id="attachment_337320" aria-describedby="caption-attachment-337320" style="width: 1417px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="9f9b06e1"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/75d4758df5e9b04582c63f24b4542826-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337320" class="wp-caption-text">ジャニーズ事務所の「新会社」とのエージェント契約を表明している木村拓哉だが……</figcaption></figure>
“指名NGリスト”の発覚でますます窮地に立たされているジャニーズ事務所が社名を変更し、“消滅”した。だが、ジャニー喜多川氏の「性加害問題」にまつわるすべての問題が解決するまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。
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そんな中で、“Mr.ジャニーズ”木村拓哉の去就が注目されている。
10月５日に発売された『週刊文春』で、ジャニーズの社名変更に最後まで反対していたばかりか、独立も画策しているなどと報じられた木村だが、その後事務所は
「書かれている内容はすべて事実無根」
というコメントを発表した。ジャニーズ事務所といえば、週刊誌のこの手の報道にはコメントを出さないことで知られていたが、よほど腹に据えかねたのか。
というのも報道が出ると、
《SMAP解散の時と同じ、また裏切るのか》
などと、彼を“裏切り者”扱いするコメントがネットに溢れたのだ。
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『SMAP』解散の時はメンバーを、今度は世話になった事務所を、となれば裏切り者としてだけではなく、“世渡り上手”とも見られ、イメージがダダ下がりになることは間違いない。同じ失敗は二度と繰り返さないだろうから、そんな愚行に走るとは思えない。
「そもそもですが、いまこの時点で事務所を退所しなければならない理由はどこにもないはずです。『ジャニーズ事務所』は消えてなくなるのですから……。黙っていても所属タレントはすべて、一時的に『ジャニーズ事務所』所属ではなくなりフリーとなります。
ほかのタレントはまだしも、木村さんの場合はいま退所すれば、アンチキムタクだけでなくファンからも“恩知らず”、“裏切り者”と非難されると思います。それくらいのことは十分理解しているでしょう」（大手芸能プロ幹部）
それに木村には工藤静香という“軍師”が付いている。『文春』報道では静香が芸能界のドンに相談したとあるが、“賢い”彼女が木村に退所を促すとは思えない。
実際に『文春』報道を否定した事務所の声明の中で、
《新たに設立する会社とのエージェント契約も準備が出来次第締結する予定でいた中でこのような記事が出たことを、弊社としても大変心苦しく感じております》
とあることから、木村は新事務所とエージェント契約を結ぶのは確実視されている。
<div data-friday-nextpage-lead="妻・工藤静香の“思惑”は……"></div>
エージェント契約となった場合、事務所は営業やギャラ交渉などはしてくれるが、その他のマネジメント業務はすべて個人でしなければならない。スキャンダルを起こした場合のマスコミ対応などトラブル処理もすべて自分でしなければならなくなる。
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危機管理に長けた木村のことだから、スキャンダルを起こす心配はないだろうが、いま言われているのは、
「人気もかつてほどではなくなり、主演ドラマも思うように視聴率がとれません。映画も大ヒットまではいかない状況です。ジャニーズ事務所の後ろ盾がなくなったらこれまでのように活躍できるかどうか。不安材料は多いと思います」（テレビ誌記者）
一方で、これを機会に木村が大きく変わることができるのではと期待する声もある。
「キムタクといえばドラマも映画も、若いころを除けばずっと主演です。しかも“かっこいい”役ばかり。最初は本人もそれを望んでいたのでしょうが、事務所の方針だったのは間違いないです。
しかし世間からは“何をやってもキムタク”と揶揄され、本人もそれを気にしていました。ジャニーさん、メリーさんが亡くなってジャニーズの呪縛から解き放たれたことで、最近は『教場』（フジテレビ系）の冷徹な教官・風間公親のような嫌われ役なども演じるようになりましたが、まだまだ“カッコいい役”から脱却できているとは思えません」（映画プロデューサー）
もう何年も前の話だが、私がある情報番組で、
「ハリソン・フォードやブラッド・ピットもそうですが木村さんも海外の人気俳優のようにヒーローだけでなく、悪役、それも冷血非情の犯罪者や救いようのないダメ男など汚れ役を演じたら面白いですよね。きっと演技の幅も広がってもっと人気が出ると思いますよ」
とコメントしたところ、キムタクファンから抗議が殺到したことがあった。ファン曰く、
「そんな役は木村さんじゃなく、ほかの人がやればいいのよ。木村さんはヒーローが一番似合っているんだから」
支えてくれるファンはありがたいものだが、時にはそれが足かせとなることもある。
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事務所や本人はファンの気持ちを第一に考えていた可能性が大だ。しかし、今後は自分のやりたい仕事を自由に選ぶことができる。
「木村さんにその気があるなら犯罪者もホームレスも演じることができます。こんな仕事をしたいとエージェント事務所に伝え、彼の要望に沿って事務所は仕事を探せばいいんですから……。
他の人気俳優やベテラン俳優、ジャニーズのタレントでも脇で出演することを厭わない人もいます。木村さんもそれをＯＫするなら、仕事の幅も広がるでしょう」（役者系プロダクションマネージャー）
となれば、木村にとってエージェント契約は決して不利になるものではない。シン・キムタクとなって新たなファンも増えるのでは……。

宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

佐々木博之（芸能ジャーナリスト）

原 一平

ジャニーズ事務所が事実上”消滅”し、新会社での”エージェント契約”となることを発表した木村拓哉。”ジャニーズ”という後ろ盾を無くした彼が、「新たに手にするモノ」とは……

「ジャニーズ消滅」でエージェント契約の木村拓哉　「後ろ盾ナシ」が逆にプラスになる“深いワケ”

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