「虫も食べますよ!」史上最も美しい東大生・神谷明采が明かす「 芸能界でも一番になりたい!!」
’20年「ミス東大」&’21年「ミスオブミス」グランプリに輝いた才媛は、
経済政策を専攻し、来年からは大学院へ進学予定、夢は世界銀行勤務

「東大生だから賢いんでしょってよく言われるけど、私の根っこはホントにアホなんですよ(笑)。でも、超がつく負けず嫌い。だから、勉強も習い事も、とにかく一番を目指したかったんです」
そう笑う神谷明采(あさ)さん(23)を一躍有名にしたのは、’20年の「ミス東大」だった。見事グランプリに輝くと、翌年には「MISS OF MISS CAMPUS QUEEN CONTEST 2021」でもグランプリとなり、「日本一美しい女子大生」の称号を得た。
「そもそもミスコンに出るつもりは全くなかったんです。でも、当時はコロナ真っ最中で立候補者がすごく少なくて。ミスコンの運営に浪人時代の友達がいて、その人に頼まれる形で出場を決めました。やるからには負けたくなくて、『私が一番かわいいし、一番おもしろい!』と思ってがむしゃらにPR活動しました(笑)」
’21年に神谷さんは、その知性と美貌を買われて鳴り物入りで芸能界入りを果たしたのだが――。
「『ミス東大』っていう言葉が独り歩きしてしまったんです。実際の私は、喋りもイマイチ、滑舌も悪いし、写真の撮られ方もわからない……。ひな檀にいてもコメントはまったく使われない。番組でご一緒した明石家さんまさん(68)の話術とか、滝沢カレンさん(31)の存在感に圧倒されましたね。少しでも食らいついていけるよう、いまは試行錯誤の日々。今後の目標は芸能活動を頑張って、『笑い飯』の西田(幸治・49)さんに会うことです! 憧れの芸人さんなんですよ」
活動の場を広げるべく、現在は学業の傍らボイストレーニングや演技のレッスンに励んでいるという。
「この前、レッスンで演じた不倫された奥さん役がすっごく楽しくて、女優業にも挑戦したいなって思っています。ミスコンのときはどうしても『いい子』の皮を被らなきゃいけないっていう思いがあったんですけど、今はアホな自分もさらけ出して、とにかく何でもチャレンジしたいと思っています。ミス東大は獲ってからが勝負ですから!
先日、出演した日テレのバラエティ番組のロケでは、幻のネズミを探すために10時間もドブの中を彷徨(さまよ)いました。それでも映像が使われたのは15分。やっぱりテレビの世界は厳しいなって思いましたね。皆さんが喜んでくれるなら、スカイダイビングもやるし、虫も食べますよ!(笑)」
自称「アホの神谷」さんだが、あくまで彼女の本業は経済政策を専攻する東大生。来年4月に東大大学院へ進学し、修士号を取ってから、世界銀行の職員になって貧困問題を解決することが目標だという。
「グローバルに活躍したくて、去年はイギリスで行われた『One Young World』という国際会議で、英語でのスピーチを行いました。当時ちょうど1型糖尿病に苦しむ妹のために低糖質スイーツの会社を起業した直後だったので、その事業内容や世界の糖尿病問題について、196ヵ国から訪れた約2200人の人々に語りかけました。
以前イタリアへ一人旅をしたときは、現地に住む子連れのパパに声をかけてヒッチハイクもしましたね。芸能界で活躍するため、世銀職員という夢を叶えるため、とにかく経験を積みたいんです。失敗してもへこたれない。だってそもそも浪人してるし!」
ある時はバラエティで体を張り、ある時は世界と渡り合う。美貌と知性を兼ね備えた「日本一美しいミス東大」は、日本一貪欲な女子大生だった。





『FRIDAY』2023年10月27日号より