NHKにテレ朝も…ジャニー喜多川氏「トイレ性加害」の裏でマスコミに出回る「大物OBとの密着写真」
故ジャニー喜多川氏の異常な性衝動が相次いで報道されている。
1年前は“稀代の名プロデューサー”として扱われてきたが、性加害が次々と発覚した今では「人類史に残る性加害者」と言っていい。
そんなジャニー氏の蛮行がまたひとつ明らかになった――。
ジャニーズグループ『忍者』の志賀泰伸氏が一部メディアの取材に、テレビ朝日局内でジャニー氏から性加害を受けたと告発したのだ。同氏によると、’84年に15歳で加わったジャニーズJr.時代に
「テレビ朝日のプレハブ内のトイレで性被害に遭った」
と証言した。
トイレでの性加害では、NHKでも起きていたとされる。
同局の報道番組『ニュース7』は、10月9日放送で、東京・渋谷にあるNHK局内のトイレで、ジャニー氏から複数回性被害に遭った男性の証言を報じた。
告発した30代男性によると、高校生だった‘02年秋、ジャニーズJr.が出演する音楽番組『ザ少年倶楽部』のダンス練習に参加。そこで、ジャニー氏から休憩時間に個室トイレに連れて行かれ、被害に遭ったという。
同局のトイレでは5回ほど被害に及び、男性が拒否すると、その後レッスンに呼ばれなくなったそうだ。
これを受け、NHKの稲葉延雄会長は18日の定例会見で
「大変重く受け止めている。看過できない問題」
と断罪。性加害の現場となった『ザ少年倶楽部』は16日に予定していた11月10、17日放送回の公開収録を中止に。このまま打ち切りの可能性もある。
他方で、旧ジャニーズ事務所はテレビ局内での性加害については
《そのような事実はありません》
と否定。そればかりかNHKの報道があった9日には、公式サイトで
《被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の証言を使って虚偽の話をしているケースが複数ある》
との声明を発表し、マスコミをけん制。全国紙記者は
「やはり元凶のジャニー氏がすでに亡くなっていることが大きい。被害者が声を上げても、それが真実かどうか確認できる術は限られている」
と語る。
そんな中、性加害の決定的な証拠について、実は水面下でスポーツ紙などの一部メディアに持ち込まれている。そこには大物ジャニーズOBとジャニー氏が密着して写っているが、スポーツ紙芸能担当記者によると
「ジャニーズOBへの配慮から表に出すことはできない。仮に本人が希望したとしても、ショッキングな写真であるため掲載は無理だろう……」
という“現実”がある。
被害の大きさが日々伝わってくるジャニーズ性加害問題。つくづくジャニー氏が“存命のうちに”断罪すべきだった――。
- PHOTO:中村 和彦