<figure id="attachment_338532" aria-describedby="caption-attachment-338532" style="width: 4000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="69beb56e"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/fc275f496423118931f444cd2c0bfa49.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-338532" class="wp-caption-text">１人抜け、2人抜け…岐路に立たされている「当事者の会」だが……</figcaption></figure>
ジャニーズ事務所がついに消滅した――。
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10月17日付で社名を『SMILE-UP．』に変更。１年前にこうなるとは誰が予想しただろうか。
すべての元凶は創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題だ。振り返ると、最初は元ジャニーズJr．のカウアン・オカモト氏が、現在保釈中のガーシー被告とユーチューブ動画で性被害をポロリとこぼしたことがきっかけだった。そこから英BBCを巻き込み、国連まで動き出し、世間やマスコミの注目が集まった。
ついにはジャニーズ事務所が性加害を認め、謝罪。創業一族の藤島ジュリー景子氏は社長を辞任し、エンタメ業界から退場処分となった。
最初に告発したカウアン氏は19日、文化放送のラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ！』に生出演し
「忖度、枕、パワハラだったり。一般の社会に事実が出た時、お子さんを持っている親や家族、みなさんが自分の子供に置き換えた時、『それは許せない』という声の方が大きかった。僕も改めて目が覚めた。そんなに反応が来るというふうに思っていなかったので」
と振り返った。
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カウアン氏は『ジャニーズ性加害問題当事者の会』からは距離を置いている。事情を知る関係者によると
「カウアンも誘われたそうだが、断ったと聞いている。彼は性加害問題が本格化した時に誰よりも先にジュリー氏と面会している。そこで全面的な謝罪を受けているため、当事者の会に合流して、再度ジュリー氏を糾弾する気にはならないというのが本音ではないか」
という。
同様に元ジャニーズJr．の橋田康氏も当事者の会には属さず、個人で活動を行っている。
その当事者の会は現在“迷走”中だ。
<div data-friday-nextpage-lead="当事者の会からは続々と退会者が…"></div>
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<figure id="attachment_338539" aria-describedby="caption-attachment-338539" style="width: 5472px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a8135d3e"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/505c3d49ccb8c729a180d79183095be6.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-338539" class="wp-caption-text">初めから「当事者の会」には属さず、独りで闘い続けるカウアン氏</figcaption></figure>
今月だけでも元『忍者』の志賀泰伸、元『Kis-My-Ft２』の飯田恭平氏、大島幸広氏、長渡康二氏らが同会を退所している。原因は平本淳也代表、石丸志門副代表の目指す方向性と齟齬が生じたためだ。
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平本、石丸氏は迅速な被害者補償を求め、SMILE社と是々非々の議論をしたい、いわば“融和派”だ。対する志賀氏や大島氏はジャニー氏への憎悪が強く、SMILE社に名称変更されたとはいえ
「この世に存在してはならない」 
「完全に潰すしかない」
という“原理主義”のような考え方。平本氏がジュリー氏や東山紀之と面会した際に、
「おぉ！ヒガシ」
と握手を求め、連絡先を交換したり、「雇ってくれ」とお願いしたことなどに違和感を抱いたという。
スポーツ紙芸能担当記者によると
「志賀氏や大島氏は海外での訴訟も視野に動いているようです。現にジャニー氏はハワイでも性加害を行っていました。すでに海外の弁護士がウワサを聞きつけ、米国での訴訟を持ち掛けているそうです。
米国では性加害での賠償額が日本とはケタ違い。何百億円もの支払い命令が下ることもあります。志賀、大島氏らは旧ジャニーズ事務所を徹底的に追い込みたいのです」
という。
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一部情報によると、ジャニーズ問題に対し、強硬姿勢を貫く『Arc Times』望月衣塑子記者らと“協力体制”を敷くという話もある。
「ジャニー氏による性被害者はほかにも大勢いる。彼らがどこに属するのか。当事者の会か、志賀氏＆大島氏のグループなのか、それとも第三極なのか。カウアンや橋田氏のように個人で活動する人もいるでしょう。
今後ＳＭＩＬＥ社との補償交渉で主導権を握るのはどこか。水面下では“数は力”の原理で勧誘活動が苛烈になっているといいます」（テレビ局関係者）
11月にも補償作業がスタートするというが、波乱は必至。各自の思惑が激しく交錯する展開となりそうだ。

つのだよしお/アフロ（当事者の会）、中村和彦（カウアン氏）

１人抜け、2人抜け……ジャニー喜多川氏の性加害問題で岐路に立たされている「当事者の会」。その一方で、海外訴訟も視野に、”徹底抗戦”の構えを見せる面々も……

「ジャニーズ補償問題」水面下で主導権争い…迷走の“当事者の会”に、元「忍者」志賀氏らは海外訴訟も

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