田原総一朗が『朝まで生テレビ!』での“ブチ切れ騒動“に謝罪も…「引退のススメ」が止まないワケ
10月20日深夜に放送された『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)で、司会の田原総一朗氏が国民民主党の玉木雄一郎代表に対し激高。SNSなどで炎上し、田原氏はXで反省のコメントを投稿した。
波紋を呼んだのはパネリストの玉木氏が
「エネルギー資源が少ない日本では技術力を上げる必要がある」
と説明したうえで、政府が日本の大学の研究開発予算を減らしていることを問題視。
「日本からイノベーションもノーベル賞も全く出てこなくなりますよ」
と力説していると田原氏が
「そういう難しいことはともかく……」
と話を変えようとしたところ、玉木氏が
「もう一つ言います」
と話を続行させると田原氏は
「うるさい!!黙れ!!」
と玉木氏にブチ切れたのだ。これには他のパネリストから
「“うるさい”とかいう言い方はダメですよ」
と田原氏に苦言を呈した。
田原氏のXにも様々な批判が寄せられると22日に
《ご視聴ありがとうございます。おっしゃる通りです。話しをじっくり聴かなくてはいけないです。心から反省してます。ご指摘感謝致します。》(原文ママ)
とXに投稿。さらに
《鳥越俊太郎さんから、ジャーナリストは人の話しを聴けないといけないから補聴器入れた方がいいよ、と言われた事を改めて思い出しました。話しを聴いてこそですね。》
と改めて冷静になりコメントしている。
Xでは、田原氏の反省の言葉を称賛する声が多数あることも事実だが、一方で横暴な司会ぶりに怒りが収まらないという人が圧倒的に多いようで、
《引退をオススメします。よい番組をお持ちだと思いますが、田原さんが仕切るのは、もうムリかと》
《今ごろ気づいたの?アンタ何歳?》
《ここはもう後進に道を譲りましょう》
など、SNS上では厳しい言葉が並んでいる。
「朝生は’87年からの長寿番組で田原さんは功労者であることは間違いない。大物政治家や舌鋒鋭い論客をまとめてズバッと仕切る力は他に類を見ないでしょう。しかし放送を見ていると年を取るにつれて、人が話を始めると序盤から“え?”と聞き返し、またその人が同じことを説明するという流れが数えきれないほどある。
要するに耳が遠くなってきているんです。聞くだけでなく滑舌も非常に悪くなり何を言っているのかよくわからない。さらに思うような方向に行かなかった場合、今回のように激高することもしばしば。これは今に始まったことではなくかなり前から数多くあるクレームです。テレ朝は大功労者の田原さんに卒業を突き付けることはなかなかできない。最後には自分で勇退するしかないのでは……」(テレビ局関係者)
一方で“田原氏じゃないとダメだ”と思って観ている人もいるだろうし、田原氏を応援してスポンサーについている企業もいるだろう。しかし人の話を聞かずにシャットアウトする田原氏に憤慨している視聴者もいる。
関口宏も『サンデーモーニング』(TBS系)を来春に卒業することが発表された。世代交代という波を田原氏はどう判断するのだろうか――。
- PHOTO:アフロ